フォカ型 敷設(大型)潜水艦

"Foca" Class (Large) Minelayer Submarines
Sommergibile Posamine(SX) Classe "Foca"


イタリア王国海軍 イタリア海軍


Foca
「フォカ」(撮影時期不詳)
スペックデータ
排水量(水上):1,318t排水量(水中):1,647t全長:(全)82.75m
出力(水上):2,900hp出力(水中):1,300hp全幅:7.16m
最大速力(水上):16.0kt最大速力(水中):8.0kt吃水:5.3m
航続距離(水上):8ktで8,500浬航続距離(水中):3ktで120浬乗員数:60名
燃料搭載量:安全潜行深度:m
主機関:Tosi式S8型ディーゼル機関×2基+Ansaldo製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷8〜10発搭載》53.3cm魚雷発射管6門(艦首4、艦尾2)、
43口径10cm単装砲1基、13.2mm連装機銃2基、機雷36個搭載
(甲板砲は1941年に47口径10cm単装砲1基へ換装された)

同型艦名(3隻)
フォカ[Foca]アトロポ[Atropo]ゾエア[Zoea]

フォカ型敷設(大型)潜水艦について

 イタリア海軍が戦力増強に努めていた1935年頃に計画された大型の敷設潜水艦(一部海外サイトでは中型潜と分類記述したものも見受けられるが、当サイトではイタリア海軍公式サイトの記述を採用して敷設潜水艦とした)。1930年代初頭に1隻だけ計画された「ピエトロ・ミッカ」に続く艦で、船体サイズは一回り小さいが機雷搭載能力は「ミッカ」よりも大きくなっている。「ミッカ」と同様に船体中央部艦底からの敷設方式であったが、大きく突き出した艦尾にも機雷の投下口があり、ここからの敷設も可能であった。

 第二次大戦緒戦では各艦とも敷設任務に従事したが、「フォカ」は出撃後に消息不明となった(英軍機雷に触雷沈没説が有力)。残った2隻は1940年末頃から輸送任務などに使用されるようになり、特に「アトロポ」はアフリカ方面などへの輸送任務に多大な貢献をし、第二次大戦中のイタリア潜水艦の中で最も多く(重量)の物資を輸送した艦と言われている。


フォカ型敷設(大型)潜水艦の歴史
フォカ[Foca]
1936年 1月15日フランコ・トシ/タラント(Franco Tosi,Taranto)造船所にて起工
1937年 6月26日進水
      11月 6日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。敷設任務に従事
      10月 8日敷設任務のためハイファを出港、消息不明となる
(同月12日〜15日の間にパレスチナ沖で触雷沈没説がある)
アトロポ[Atropo]
1937年 7月10日フランコ・トシ/タラント造船所にて起工
1938年11月20日進水
1939年 2月14日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。敷設任務に従事
1940年末〜北アフリカへの輸送任務に従事
1943年 9月イタリア休戦に伴い連合軍へ投降
1945年 4月米東海岸へ回航され、バミューダにて訓練任務に従事
1947年 3月27日除籍。後にスクラップ
ゾエア[Zoea]
1936年 3月 3日フランコ・トシ/タラント造船所にて起工
1937年12月 5日進水
1938年 2月12日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。敷設任務に従事
1941年 5月〜北アフリカへの輸送任務に従事
1942年 6月下旬リビアへの輸送任務中、英軍機の攻撃を受け損傷を負う
1943年 9月イタリア休戦に伴い連合軍へ投降
1947年 3月23日除籍。後にスクラップ


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