バリッラ型 大型潜水艦

"Balilla" Class Large Submarines
Sommergibili Oceanici(SO) Classe "Balilla"


イタリア王国海軍 イタリア海軍


Domenico Millelire
Balilla
(上段)「ドメニコ・ミレリーレ」(改装前:1933年)/(下段)「バリッラ」(改装後の姿)
スペックデータ(数値は改修前のデータ)
排水量(水上):1,427t排水量(水中):1,874t全長:(全)86.75m
出力(水上):4,900hp
      (+補用425hp)
出力(水中):2,200hp全幅:7.8m
最大速力(水上):16.0kt最大速力(水中):7.0kt吃水:4.7m
航続距離(水上):8.5ktで7,050浬航続距離(水中):3ktで110浬乗員数:77名
燃料搭載量:重油140t安全潜行深度:90m
主機関:Fiat式ディーゼル機関(+補用1基)+Savigliano製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷16発搭載》53.3cm魚雷発射管6門(艦首4、艦尾2)、
27口径12cm単装砲1基、13.2mm単装機銃2基、機雷4個搭載可能
(改修後は甲板砲は45口径12cm単装砲へ、13.2mm機銃は連装2基へ換装)

同型艦名(4隻)
バリッラ[Balilla]アントニオ・シエサ[Antonio Sciesa]
ドメニコ・ミレリーレ[Domenico Millelire]エンリコ・トーチ[Enrico Toti]

バリッラ型大型潜水艦について

 第二次大戦開戦時のイタリア海軍は世界第二位の保有艦数を誇る世界有数の潜水艦大国であった(保有艦数こそ世界一だったソビエト海軍は旧式艦も多かったため実質トップはイタリアだったのかもしれない)。
 そのイタリア海軍が保有する大型(航洋型)潜水艦のうち、最も旧式だったのがこの第一次大戦直後に建造された当クラスである。

 旧式とは言え完全複殻式の船体を持ち、1930年代中盤にはスタイルを一新するほどの近代化改修を施され第二次大戦緒戦に投入されている。しかし寄る年波には勝てず、損傷自沈した1隻を除く全艦が大戦中に退役してしまっている。


バリッラ型大型潜水艦の歴史
バリッラ[Balilla]
1925年 1月12日OTO(Odero-Terni-Orlando)ラ・スペーツィア造船所にて起工
1927年 2月20日進水
1928年 7月20日竣工
1930年代近代化改修を実施
1940年 6月〜第二次大戦に参加
1941年 4月28日老朽化のため退役。保管船「GR247」と改名
1946年除籍。スクラップ
アントニオ・シエサ[Antonio Sciesa]
1925年10月20日OTOムッジアーノ(Odero-Terni-Orlando Muggiano)造船所にて起工
1928年 8月18日進水
1929年 4月12日竣工
1930年代近代化改修を実施
1940年 6月〜第二次大戦に参加
1942年 9月 6日トブルク沿岸にて米軍機の爆撃を受け損傷(同年11月6日説もある)
      11月12日連合軍の北アフリカ侵攻を受けトブルクにて自沈
ドメニコ・ミレリーレ[Domenico Millelire]
1925年10月20日OTOムッジアーノ造船所にて起工
1927年 9月19日進水
1928年 8月11日竣工
1930年代近代化改修を実施
1940年 6月〜第二次大戦に参加
1941年老朽化のため退役。保管船「GR248」と改名
1946年除籍。スクラップ
エンリコ・トーチ[Enrico Toti]
1925年10月20日OTOムッジアーノ造船所にて起工
1927年 9月19日進水
1928年 8月11日竣工
1930年代近代化改修を実施
1940年 6月〜第二次大戦に参加
      10月15日タラント沖にて英潜「トライアッド」を撃沈
1943年 4月 2日老朽化のため退役
1949年(?)除籍。スクラップ


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