アルゴナウタ型 沿岸(中型)潜水艦

"Argonauta" Class Coastal Submarines
Sommergibile Costiero(SC) Classe "Argonauta"


イタリア王国海軍 イタリア海軍


Jalea,Jantina
(左から)「ジャレア」「ジャンティナ」(竣工直前か?:Photo from Wikipedia)
スペックデータ
排水量(水上):650t排水量(水中):810t全長:(全)61.5m
出力(水上):1,200hp出力(水中):800hp全幅:5.65m
最大速力(水上):14.0kt最大速力(水中):8.0kt吃水:4.64m
航続距離(水上):9.5ktで4,900浬航続距離(水中):3ktで100浬乗員数:44名
燃料搭載量:重油28t安全潜行深度:80m
主機関:CRDA式ディーゼル機関×2基+CRDA製電動モーター×2基
     (Jalea、JantinaはFiat式ディーゼル機関×2基+CRDA製電動モーター×2基。
      Salpa、SerpenteはTosi式ディーゼル機関×2基+Marelli製電動モーター×2基)、各艦とも2軸推進
武装:
《魚雷12〜14発搭載》53.3cm魚雷発射管6門(艦首4、艦尾2)、
35口径10.2cm単装砲1基、13.2mm単装機銃2基

同型艦名(7隻)
アルゴナウタ[Argonauta]フィザリア[Fisalia]ジャレア[Jalea]
ジャンティナ[Jantina]メデューサ[Medusa]サルパ[Salpa]
セルペンテ[Serpente]  

アルゴナウタ型沿岸(中型)潜水艦について

 「バンディエラ」型「スクアロ」型に続いて建造された中型潜水艦。ただし船体サイズは一回り小型で、沿岸での行動が主眼に置かれていた。以降建造される沿岸潜水艦のベースとなったタイプで、当タイプの基準排水量が約600トンであることから、以降に建造されたイタリア海軍の沿岸潜水艦は”600”型と総称される。

 船体サイズが小さいため搭載兵装や燃料は他の中型潜水艦よりも少なくなっている。当タイプは全部で7隻の姉妹艦が建造されているが、イタリア休戦時に生き残っていたのは2隻だけで、そのうちの1隻も停戦後に自沈している。


アルゴナウタ型沿岸(中型)潜水艦の歴史
アルゴナウタ[Argonauta]
1929年 9月11日CRDAモンファルコーネ(Cantieri Riuniti de l'Anreitico Monfalcone)にて起工
1931年 1月19日進水
1932年 1月14日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
       6月28日シシリー島沖にて英飛行艇の攻撃を受け沈没もしくは
6月29日ラス・エル・ヒラル岬(リビア)沖にて英駆逐隊の攻撃により沈没(推定)
フィザリア[Fisalia]
1929年11月20日CRDAモンファルコーネにて起工
1931年 5月 2日進水
1932年 6月 4日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
      10月〜ポーラ(現クロアチアのプーラ)にて練習任務に従事
1941年 4月〜哨戒任務に従事
       9月28日パレスチナ沖にて英コルベット「ハイアシンス」の攻撃を受け沈没
ジャレア[Jalea]
1930年 1月20日OTOラ・スペーツィア(Odero-Terni-Orlando La Spezia)造船所にて起工
1932年 6月15日進水
1933年 3月16日竣工。習熟訓練後、スペイン内戦へ派兵されフランコ軍に参加
1937年 8月12日スペイン共和国軍駆逐艦「チュルカ」[Churruca]、「アルカラ・ガリアノ」[Alcalá Galiano]を雷撃、損傷を与える
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
1941年 3月〜ポーラにて練習任務に従事
1943年 9月イタリア休戦に際し、連合軍へ降伏
休戦協定後は連合軍の対潜訓練に従事
1948年 2月 1日除籍、スクラップ
ジャンティナ[Jantina]
1930年 1月20日OTOラ・スペーツィア造船所にて起工
1932年 6月15日進水
1933年 3月16日竣工。習熟訓練後、スペイン内戦へ派兵されフランコ軍に参加
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
1941年 7月 5日エーゲ海にて英潜「トーベイ」の攻撃を受け沈没
メデューサ[Medusa]
1929年11月30日CRDAモンファルコーネにて起工
1931年12月10日進水
1932年10月 8日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
1942年 1月30日イストリア沖にて英潜「ソーン」の攻撃を受け沈没
サルパ[Salpa]
1930年 4月23日フランコ・トシ/タラント(Franco Tosi,Taranto)造船所にて起工
1932年 5月 8日進水
      12月12日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
       6月29日リビア沿岸にて触雷損傷。ベンガジへ退避し応急修理を実施
応急修理後、同年7月に本格修理のためタラントへ回航
1941年 6月27日エジプト沖にて英潜「トライアンフ」の攻撃を受け沈没
セルペンテ[Serpente]
1930年 4月23日フランコ・トシ/タラント造船所にて起工(当初計画名は「ナウティルス」[Nautilus])
1932年 2月28日進水
      11月12日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加。北アフリカ沿岸や地中海などで行動
1942年 5月〜ポーラにて練習任務に従事
1943年 9月12日イタリア休戦に伴い、アンコナにて自沈


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