アルゴ型 沿岸(中型)潜水艦

"Argo" Class Coastal Submarines
Sommergibile Costiero(SC) Classe "Argo"


イタリア王国海軍 イタリア海軍


Argo
「アルゴ」
スペックデータ
排水量(水上):794t排水量(水中):1,018t全長:(全)63.15m
出力(水上):1,500hp出力(水中):800hp全幅:6.93m
最大速力(水上):14.0kt最大速力(水中):8.0kt吃水:4.46m
航続距離(水上):8.5ktで10,176浬航続距離(水中):3ktで100浬乗員数:40名
燃料搭載量:重油60t安全潜行深度:90m
主機関:Fiat式Q274Rディーゼル機関×2基+CRDA製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷10〜14発搭載》53.3cm魚雷発射管6門(艦首4、艦尾2)、
47口径10cm単装砲1基、13.2mm連装機銃1〜2基

同型艦名(2隻)
アルゴ[Argo]ヴェレッラ[Velella]

アルゴ型沿岸(中型)潜水艦について

 元は1931年にポルトガルがイタリアCRDA社に発注した艦であるが、完成前になって財政難を理由にキャンセルされたものである。折しもエチオピアの問題(イタリアによるエチオピア侵攻(第二次エチオピア戦争))などで軍事力拡充の必要性を感じていたイタリア海軍は当クラスを購入し、他クラスとの整合性をとるために装備品をイタリア軍仕様に変更して再起工、竣工させている。
 「バリッラ」型の流れを汲む複殻船体式の艦であるため他の中型潜水艦よりも大きい船体を持つ。イタリア海軍では当タイプを沿岸潜水艦として類別しているが、第二次大戦緒戦では北大西洋にも進出しており、航洋型潜水艦と同様の任務もこなせるようだ。

 姉妹艦である「ヴェレッラ」は休戦直前に戦没し、ネームシップである「アルゴ」も停戦後にドイツ軍の接収をおそれ自沈している。


アルゴ型沿岸(中型)潜水艦の歴史
アルゴ[Argo]
1931年10月15日ポルトガル潜としてCRDAモンファルコーネ[Cantieri Riuniti de l'Anreitico Monfalcone]にて受注するも、同年契約キャンセルとなる
1935年12月 9日イタリア潜「アルゴ」として再起工
1936年11月24日進水
1937年 8月31日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加(通算戦果3隻(20,924t)撃沈、1隻損傷)。北大西洋にて行動
       8月〜地中海方面に転戦。同年11月後半から再度北大西洋に進出
      12月 1日アイルランド西方沖にてカナダ駆「サゲネー」を雷撃、損傷を与える
1941年10月〜再度地中海方面へ転戦
1942年11月12日ジブラルタル西方にて英特設防空艦「ティンワルド」[Tynwald]を撃沈
1943年 9月11日モンファルコーネにて修理中にイタリア休戦
ドイツ軍の接収をおそれ自沈する
 ドイツ軍により浮揚。はしけとして使用され、終戦後に解体
ヴェレッラ[Velella]
1931年ポルトガル潜としてCRDAモンファルコーネにて受注するも、同年契約キャンセルとなる
1935年12月 9日イタリア潜「ヴェレッラ」として再起工
1936年12月18日進水
1937年 8月31日竣工
1940年 6月〜第二次大戦に参加(戦果なし)。地中海にて行動
      11月〜北大西洋方面に転戦
1941年 8月〜再度地中海方面へ転戦
1942年 2月〜潜水艦学校の練習艦として使用される。同年4月戦線復帰
1943年 9月 7日サレルノ沖にて英潜「シェークスピア」の雷撃を受け沈没


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