IIB型 潜水艦

Submarine Type "II B"
Unterseeboot Typ "II B"


ドイツ海軍 他 ドイツ海軍 ソビエト海軍


U-20
「U−20」
スペックデータ
排水量(水上):279t排水量(水中):328t全長:(全)42.7m
出力(水上):700hp出力(水中):360hp全幅:4.08m
最大速力(水上):13.0kt最大速力(水中)7.0:kt吃水:3.90m
航続距離(水上):8ktで3,100浬航続距離(水中):4ktで43浬乗員数:22〜24名
燃料搭載量:重油21t安全潜行深度:80m
主機関:Motoren-Werke Mannheim (MWM)製RS127Sディーゼル機関×2基、
     +Siemens-Schuckertwerke (SSW)製PGVV322/26電動モーター×2基 2軸推進
武装:
《魚雷5発搭載》21inch魚雷発射管3門(艦首)、65口径20mm単装機関砲1基、
魚雷の代わりに機雷12〜18個搭載可能

同型艦名(20隻)
U−7[U-7]U−8[U-8]U−9[U-9]U−10[U-10]
U−11[U-11]U−12[U-12]U−13[U-13]U−14[U-14]
U−15[U-15]U−16[U-16]U−17[U-17]U−18[U-18]
U−19[U-19]U−20[U-20]U−21[U-21]U−22[U-22]
U−23[U-23]U−24[U-24]U−120[U-120]U−121[U-121]

IIB型潜水艦について

 沿岸用小型潜水艦として建造されたIIA型の航続距離延伸を狙って設計建造された改良型。胴体を延長して燃料タンクを拡大することで航続距離を増加させているが、艦型が細長くなったことにより最高速度も若干上昇するというオマケが付いてきている。
 IIA型に続いて18隻の建造が行われているが、第二次大戦開戦後にルーマニア向けとしてドイツ国内で建造されていた同型艦2隻もドイツ海軍が接収したため、当クラスの就役艦数は合計20隻となっている。

 主に乗員訓練に使用されたのはIIA型と同様であるが、大半の艦は大戦中に一度は作戦任務に投入されている。

 なお各Uボートの戦果(撃沈・損傷トン数)は『uboat.net』などの掲載データを参考にしているが、諸説があり資料によっては必ずしも一致しない場合もあるので注意願いたい。


注意!「この型は同型艦が多いため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号
 DWK = ドイッチュ・ヴェルケ社 [Deutsche Werke]  FLE = フレンダー社 [Flender Werke]
 GER = ゲルマニア造船所 [Friedrich Krupp Germaniawerft]  
IIB型潜水艦の歴史
艦名造船所起工進水竣工戦歴など
U−7[U-7]GER'35.03.11'35.06.26'35.07.18'35.09〜訓練任務や作戦任務に従事
通算戦果2隻(4,524t)撃沈
'44.02.18ピラウ沖にて潜水訓練中の事故により沈没
U−8[U-8]GER'35.03.25'35.07.16'35.08.05'35.09〜訓練任務に従事。作戦任務には従事せず
'45.05.02ヴィルヘルムスハーフェンにて自沈
U−9[U-9]GER'35.04.08'35.07.30'35.08.21'35.09〜訓練任務や作戦任務に従事
通算戦果8隻(17,221t)撃沈、1隻(412t)損傷
'40.05.09北海にて仏潜「ドリス(1)」を撃沈。'44.08.20黒海にてソ連機の攻撃を受け沈没。'45年ソ連軍により浮揚、「TS-16」の名でソ連海軍籍に編入されるが、損傷大のため翌年廃棄となる
U−10[U-10]GER'35.04.22'35.08.13'35.09.09'35.09〜訓練任務や作戦任務に従事
通算戦果2隻(6,356t)撃沈
'44.08.01退役、後に解体処分
U−11[U-11]GER'35.05.06'35.08.27'35.09.21'35.09〜訓練任務や実験任務に従事。作戦任務には従事せず。'45.01.05退役、'45.05.03キールにて自沈
U−12[U-12]GER'35.05.20'35.09.11'35.09.30'35.09〜作戦任務に従事。戦果なし
'39.10.08ドーバー沖にて触雷沈没
U−13[U-13]DWK'35.06.20'35.11.09'35.11.30'35.11〜作戦任務に従事
通算戦果9隻(28,056t)撃沈、3隻(26,218t)損傷
'40.05.31北海にて英スループ「ウェストン」の攻撃を受け沈没
U−14[U-14]DWK'35.07.06'35.12.28'36.01.18'36.01〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果9隻(12,344t)撃沈
'39.09.03ポーランド潜「スェンプ」を雷撃(WW2初の独潜による攻撃。ただし命中せず)
'45.05.02ヴィルヘルムスハーフェンにて自沈
U−15[U-15]DWK'35.09.24'36.02.15'36.03.07'36.03〜作戦任務に従事。通算戦果3隻(4,532t)撃沈
'40.01.30北海にて独水雷艇「イルティス」と衝突事故を起こし沈没
U−16[U-16]DWK'35.08.05'36.04.28'36.05.16'36.05〜作戦任務に従事。通算戦果2隻(3,435t)撃沈
'39.10.25ドーバー沖にて英対潜トローラ「ケイトン・ワイク」[Cayton Wyke]及び英警備艇「パフィン」の攻撃を受け沈没
U−17[U-17]GER'35.07.01'35.11.14'35.12.03'35.12〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果2隻(1,615t)撃沈
'45.05.05ヴィルヘルムスハーフェンにて自沈
U−18[U-18]GER'35.07.10'35.12.07'36.01.04'36.01〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果3隻(1,830t)撃沈、2隻(7,801t)損傷
'36.11.20リューベック湾にて衝突事故、損傷着底
'36.11.28浮揚。修理後'37.09.30艦隊へ復帰
'44.08.25コンスタンツァ沖にて自沈
'44年末ソ連軍の手により浮揚。'47.05.26実艦標的として使用され、ソ連潜「M-120」の雷撃により沈没
U−19[U-19]GER'35.07.20'35.12.21'36.01.16'36.01〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果15隻(35,871t)撃沈
'44.09.10黒海にて自沈
U−20[U-20]GER'35.08.01'36.01.14'36.02.01'36.02.01〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果15隻(38,513t)撃沈、1隻(1,846t)損傷
'43.06.26黒海にて敵艦の攻撃を受け損傷
'44.09.10黒海にて自沈
U−21[U-21]GER'36.03.04'36.07.31'36.08.03'36.08〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果6隻(11,311t)撃沈、1隻(11,500t)損傷
'40.03.27スカゲラック海峡付近にて座礁。ノルウェー軍に拿捕抑留される。'44.08.05除籍、翌年解体
U−22[U-22]GER'36.03.04'36.07.29'36.08.20'36.08〜作戦任務に従事。通算戦果9隻(10,775t)撃沈
'40.01.21モレー湾にて英駆「エクスマス」を撃沈
'40.03.27北海方面へ出撃後、消息不明となる(沈没原因不明)
U−23[U-23]GER'36.04.11'36.08.12'36.09.24'36.09〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果12隻(30,703t)撃沈、2隻(1,061t)損傷
'40.02.18ダンカンズビー岬沖にて英駆「デアリング」を撃沈、'44.09.10黒海にて自沈
U−24[U-24]GER'36.04.21'36.09.24'36.10.10'36.10〜作戦任務や訓練任務に従事
通算戦果7隻(9,481t)撃沈、1隻(7,661t)損傷
'44.08.25コンスタンツァ沖にて自沈
'45年初頭ソ連軍の手により浮揚。'47.05.26実艦標的として使用され、ソ連潜「M-120」の雷撃により沈没
U−120[U-120]FLE'38.03.31'40.03.16'40.04.20ルーマニア向けとして起工、'40年独軍接収
'40.04〜訓練任務に従事。作戦任務には従事せず
'45.05.02ブレーマーハーフェンにて自沈
'50年浮揚され解体処分
U−121[U-121]FLE'38.04.16'40.04.20'40.05.28ルーマニア向けとして起工、'40年独軍接収
'40.05〜訓練任務に従事。作戦任務には従事せず
'45.05.02ブレーマーハーフェンにて自沈
'50年浮揚され解体処分


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