カール・マイヤー型 水上機母艦

"Karl Meyer" Class Seaplane Tender
Flugsicherungsschiff der "Karl Meyer" Klasse


ドイツ空軍 ドイツ軍


Max Stinsky
「マクス・スチンスキー」(1940年代)
スペックデータ
排水量:(常)1,157t ボイラー:−−−−− 燃料搭載量:重油 120t
全長:(全)78.0m
全幅:(船)10.8m 主機:MAN社製ディーゼル機関×4基、2軸推進
吃水:3.2m
出力:8,800hp
武装:
80口径37mm単装機関砲3基(大戦中に1基は10.5cm単装砲に換装)、
65口径20mm単装機関砲2基、
水上機3機搭載可能(ハインケル「He60」、ドルニエ「Do18」、アラド「Ar196」等)
最大速力:21.5kt
航続距離:16ktで4,600浬
乗員定数:66名

同型艦名(4隻)
カール・マイヤー [Karl Meyer]マクス・スチンスキー [Max Stinsky]
インメルマン [Immelmann]ベルケ [Boelcke]

カール・マイヤー型水上機母艦について

 第二次大戦勃発と前後して「航空保安船V」[Flugsicherungsschiff V]として計画された艦。基本的には「ハンス・ロショヴェン」の拡大改良型である。航空機の発達により大型化した機体も取り扱えるよう、艦のクレーンは18トン荷重(従前の艦は10トン)のものに強化されている。

 4隻の姉妹艦が1940年から建造され、順次就役して戦線へ投入されている。姉妹艦の半数となる2隻(「カール・マイヤー」と「ベルケ」)は戦没したが、残った2隻は戦時賠償としてフランスへ引き渡され、1970年代まで使用されている。


カール・マイヤー型水上機母艦の歴史
カール・マイヤー [Karl Meyer]
1939年?ノルトヴェルフト造船[Norderwerft Koser & Meyer]にて起工
1940年進水
       4月未竣工のまま、ノルウェー攻略(ヴェーザー作戦)に参加
スタヴァンゲルへ航空燃料の輸送に従事
       8月22日竣工。10月からトロンヘイムにて母艦任務に従事
1944年10月26日ロアービク[Rørvik](ノルウェー)近海にて英艦載機の攻撃を受け大破
沈没を避けるため海岸へ座礁したが、船内火災のため全焼する
1960年頃船体の残骸が解体処分される
マクス・スチンスキー [Max Stinsky]
1939年?ノルトヴェルフト造船にて起工
1940年10月12日進水
1941年 8月 7日竣工。42年からノルウェー近海などで作戦に従事
1944年頃西フランス戦線へ転戦。西フランスが連合軍に逆占領されると、スペインへ脱出
中立国だったスペインにより終戦まで抑留される
1945年 5月終戦に伴い抑留解除。連合軍へ降伏
1946年 8月修理の後、戦時賠償としてフランスへ引き渡し
1948年 2月フランス海軍通報艦「O.E.ポール・ゴフィニ」[O.E. PaulGoffeny]となる
(その後、艦名は「ポール・ゴフィニ」へ改名された)
      11月〜インドシナ戦争に参加
1955年秋〜ダカールへ転属。西アフリカ沿岸の警備任務に従事
1963年 3月ブラジルに仏漁船が拿捕されたことを受けブラジル沖へ展開(イセエビ戦争)
1964年調査船への改修工事を実施
1965年北大西洋やアゾレス諸島にて調査を実施
1968年11月退役。予備役艦となる
1970年 4月除籍。後に解体処分
インメルマン [Immelmann]
1940年?ノルトヴェルフト造船にて起工
1940年10月20日進水
1941年12月18日竣工。フランス沿岸で救難任務に従事
1944年 8月西フランスが連合軍に逆占領されると、スペインへ脱出
中立国だったスペインにより終戦まで抑留される
1945年 5月終戦に伴い抑留解除。連合軍へ降伏
1946年 8月修理の後、戦時賠償としてフランスへ引き渡し
1948年 2月フランス海軍通報艦「コマンダント・ロベール・ジロー」
[Commandant Robert Giraud]となる
      11月〜インドシナ戦争に参加
1950年代後半〜測量船となり、マダガスカルやアフリカ大陸沿岸の測量に従事
1976年11月退役。予備役艦となる
1977年 5月除籍。実艦標的として使用され沈没
ベルケ [Boelcke]
1941年?ノルトヴェルフト造船にて起工
1942年進水
      12月竣工。バルト海で救難任務に従事
1945年 1月〜東プロイセンからの民間人脱出(ハンニバル作戦)に参加
       4月16日船団護衛中、ヘル半島(ポーランド)沿岸にてソ連機の攻撃を受け沈没


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