Z.17(ディーター・フォン・レーダー)型 駆逐艦

"Z.17"("Diether von Roeder") Class Destroyers (Type"Z1936")
Zerstörer der "Z.17"("Diether von Roeder") Klasse (Typ"Z1936")


ドイツ海軍 ドイツ海軍


Z.20(Karl Galster)
スペックデータ(性能データは各艦によって若干の差があります)
排水量:(基)2,411t ボイラー:Wagner罐・重油専焼×6基 燃料搭載量:重油760t
全長:(全)123.4m
(Z.20以降は125.1m)
全幅:11.75m 主機:Wagner式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:4.50m
出力:70,000hp
武装:
45口径5inch単装砲5基、83口径37mm単装機関砲4基、65口径
20mm単装機関砲4基、21inch魚雷4連装発射管2基、機雷60個
もしくは爆雷搭載可能(投射機4)
最大速力:36.7〜40.4kt
航続距離:19ktで2,000浬程度
乗員定数:323名

同型艦名(6隻)
Z.17(ディーター・フォン・レーダー)
[Z.17 (Diether von Roeder)]
Z.18(ハンス・リューデマン)
[Z.18 (Hans Lüdemann)]
Z.19(ヘルマン・キュンネ)
[Z.19 (Hermann Künne)]
Z.20(カール・ガルスター)
[Z.20 (Karl Galster)]
Z.21(ヴィルヘルム・ハイドカンプ)
[Z.21 (Wilhelm Heidkamp)]
Z.22(アントン・シュミット)
[Z.22 (Anton Schmitt)]

Z.17型駆逐艦について
 1936年度計画で建造された大型駆逐艦。1934年度計画で建造が行われていた 「Z.1」型「Z.5」型の改良型であるが、 船体が若干大きくなったこと以外の差は少ない。それどころか「Z.5」型で採用された高圧ボイラー を「Z.1」型と同じものに戻すなど若干後退したように思える部分もある(これは高圧ボイラーの信 頼性が低かったためである)。
 船体の大きさ以外の識別点としては、トップヘビー傾向を避けるため煙突の高さが若干低くなり、凌 波性改善のために艦首部シア(舷側上端部(ガンネル)が描くカーブのこと)が若干きつくなっている ことが挙げられる。また後期生産型となる「Z.20」以降は更に凌波性を高めるために艦首形状を改めて いるので船体長が長くなっている。
 第二次大戦直前に相次いで就役した当クラスだったが、大半の艦が緒戦のノルウェー攻略戦(ヴェー ゼル演習作戦)で戦没しており、終戦まで生き残ったのは1隻のみであった。

Z.17型駆逐艦の歴史
Z.17(ディーター・フォン・レーダー)[Z.17 (Diether von Roeder)]
1936年 9月 9日デシマーグ社(ブレーメン)にて起工
1937年 8月19日進水
1938年 8月29日竣工
1939年 9月〜第二次大戦開戦。北海の機雷敷設に従事
1940年 2月英国近海の機雷敷設に参加
      4月〜ノルウェー攻略戦(ヴェーゼル演習作戦)に参加。ナルヴィク攻略に従事
      4月10日第一次ナルヴィク海戦に参加。英駆逐隊と交戦し大破
      4月13日第二次ナルヴィク海戦に参加。英艦隊と交戦し沈没
Z.18(ハンス・リューデマン)[Z.18 (Hans Lüdemann)]
1936年 9月 9日デシマーグ社にて起工
1937年12月 1日進水
1938年10月 8日竣工
1939年 9月〜第二次大戦開戦。北海の機雷敷設に従事
     12月〜シュチェチンにて修理を実施。前線復帰は翌年3月
1940年 4月〜ノルウェー攻略戦(ヴェーゼル演習作戦)に参加。ナルヴィク攻略に従事
      4月10日第一次ナルヴィク海戦に参加。英駆逐隊と交戦し中破
      4月13日第二次ナルヴィク海戦に参加。英艦隊と交戦し大破。翌日沈没
Z.19(ヘルマン・キュンネ)[Z.19 (Hermann Künne)]
1936年10月 5日デシマーグ社にて起工
1937年12月22日進水
1939年 1月12日竣工
      9月〜第二次大戦開戦。北海の機雷敷設に従事
     12月〜機関部オーバーホールを実施。前線復帰は翌年3月
1940年 4月〜ノルウェー攻略戦(ヴェーゼル演習作戦)に参加。ナルヴィク攻略に従事
      4月10日第一次ナルヴィク海戦に参加。英駆逐隊と交戦し小破
      4月13日第二次ナルヴィク海戦に参加。英艦隊と交戦し沈没
Z.20(カール・ガルスター)[Z.20 (Karl Galster)]
1937年 9月17日デシマーグ社にて起工
1938年 6月15日進水
1939年 3月21日竣工
      9月〜第二次大戦開戦。北海の機雷敷設に従事
1940年 2月英国近海の機雷敷設に参加
      6月ユーノ作戦に参加。連合軍輸送部隊の追撃を行う
      7月〜北海南部にて機雷敷設に従事
1941年 5月〜ノルウェー近海にて哨戒任務に従事
     11月ノルウェー沿岸にて座礁。修理のためドイツ本国へ一時帰還する
1943年 9月スピッツベルゲン島攻撃(ズィツィーリエン作戦)に参加
1945年東プロシアからの撤退作戦に参加
      5月10日敗戦による海軍解体のため除籍。英軍に接収される
     11月 5日イギリスからソビエトへ引き渡し。艦名を「プロチヌイ」[Прочный (Prochny)]と改名
1946年 2月13日リバウ軍港へ回航。バルチック艦隊に編入される
1954年11月28日倉庫船へ類別変更。艦名を「PKZ-99」と改名
1956年 6月25日ソビエト海軍除籍。後にスクラップとして解体される
Z.21(ヴィルヘルム・ハイドカンプ)[Z.21 (Wilhelm Heidkamp)]
1937年12月15日デシマーグ社にて起工
1938年 8月20日進水
1939年 6月10日竣工
      9月〜第二次大戦開戦。北海の機雷敷設に従事
1940年 2月英国近海の機雷敷設に参加
      4月〜ノルウェー攻略戦(ヴェーゼル演習作戦)に参加。ナルヴィク攻略に従事
ノルウェー海軍の海防戦艦「アイツヴォル」を雷撃、撃沈する
      4月10日第一次ナルヴィク海戦に参加。英駆逐隊と交戦し大破
      4月11日英駆逐艦の攻撃を受け沈没
Z.22(アントン・シュミット)[Z.22 (Anton Schmitt)]
1938年 1月 3日デシマーグ社にて起工
      9月20日進水
1939年 9月24日竣工
1940年 1月〜就役後、北海の機雷敷設に従事
      4月〜ノルウェー攻略戦(ヴェーゼル演習作戦)に参加。ナルヴィク攻略に従事
      4月10日第一次ナルヴィク海戦に参加。英駆逐隊と交戦し沈没


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