ラ・メルポメーヌ型 水雷艇

"La Melpomène" Class Torpedo Boats
Torpilleurs Classe "La Melpomène"


フランス海軍 フランス海軍


La Poursuivante
スペックデータ
排水量:(基)610t ボイラー:メーカー不詳・重油専焼×2基 燃料搭載量:不明
全長:(全)80.7m
全幅:7.96m 主機:Rateau-Bretagne(Parsons)式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.0m
出力:22,000hp
武装:
45口径10cm単装砲2基、50口径37mm単装機関砲2基、
76口径13.2mm単装機銃4基、55cm魚雷連装発射管1基
最大速力:34.5kt
航続距離:18ktで1,780浬
乗員定数:92名

同型艦名(12隻)
ラ・メルポメーヌ[La Melpomène]ラ・フロール[La Flore]ラ・ポモーヌ[La Pomone]
リフィジェニー[L'Iphigénie]ラ・バヨネーズ[La Bayonnaise]ラ・コルドリエール[La Cordelière]
ランコンプリーズ[L'Incomprise]ラ・プールシュイヴァント
[La Poursuivante]
ボンバルド[Bombarde]
ブランルバー[Branlebas]ブークリェ[Bouclier]バリスト[Baliste]

ラ・メルポメーヌ型水雷艇について
 ロンドン軍縮条約で排水量600トン未満の艦艇については制限を設けなかったため、各国は主力艦で 制限された分を補うような小型戦闘艦艇を計画した (日本の「千鳥」型などは、 その典型である)。フランスも同様に駆逐艦戦力を補うため1931年から32年にかけて12隻の水雷 艇を計画し、そこで建造されたのが当クラスである。
 基準排水量610トン(公称であり、実際には680トン程あった)の船体に、10センチ単装砲2基と 55センチ魚雷発射管2門を装備しているが、日本(12.7センチ砲3門/53.3センチ魚雷4門)や イタリア(10.2センチ砲3門/45センチ魚雷4門)に比べると若干貧弱な武装といえる。機関には パーソンズ式のギヤードタービンを採用し、2万2千馬力の出力で34.5ノットという高速を発揮したが、 軽量化のため復原性や船体強度に難があったとも伝えられ、英海軍に接収された「ブランルバー」が荒天に より沈没した原因もそのためだったとの説もある。

ラ・メルポメーヌ型水雷艇の歴史
ラ・メルポメーヌ[La Melpomène]
1933年12月13日ブルターニュ造船所(Ateliers et Chantiers de Bretagne)にて起工
1935年 1月25日進水
1936年12月 1日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕される
      8月31日自由フランス軍へ返還。船団護衛や対潜哨戒任務に従事
1942年10月15日英海軍へ編入
1943年 9月〜予備役艦として英ハートルプールに繋留となる
1945年 9月16日シェルブールにて仏海軍へ返還
1950年 5月15日仏海軍退役。後にスクラップ?
ラ・フロール[La Flore]
1934年 3月26日ブルターニュ造船所にて起工
1935年 3月 5日進水
1936年11月25日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕される
1940年?自由フランス軍へ返還されるが、乗員不足のため予備役となり搭載砲などは
掃海通報艦「シェブリル」[Chevreuil]へ移設された
1945年 9月 9日シェルブールにて仏海軍へ返還
1950年 8月31日仏海軍退役。後にスクラップ?
ラ・ポモーヌ[La Pomone]
1933年11月22日ロワール造船所(Ateliers et Chantiers de La Loire)にて起工
1935年 1月25日進水
1936年12月 1日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月29日ビゼルトにてイタリア軍に捕獲される
     12月28日イタリア海軍へ編入。艦名を「FR.42」と改名
1943年 4月 5日ドイツ軍へ引き渡され、艦名を「TA.10」と改名
      9月23日ロードス島沖にて英駆「エクリプス」と交戦、大破する
      9月27日損傷大のためエーゲ海にて自沈
リフィジェニー[L'Iphigénie]
1933年12月14日ロワール造船所にて起工
1935年 4月18日進水
1936年11月 1日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月29日ビゼルトにてイタリア軍に捕獲される
     12月28日イタリア海軍へ編入。艦名を「FR.43」と改名
1943年 4月 5日ドイツ軍へ引き渡され、艦名を「TA.11」と改名
      9月10日イタリア西岸(ピオンピーノ島南方)にて伊水雷艇「アリセオ」および
伊コルベット「コルモラーノ」、伊陸上機甲部隊などと交戦沈没
ラ・バヨネーズ[La Bayonnaise]
1934年10月18日シュド・エスト造船(Chantiers Maritimes du Sud-Ouest)にて起工
1936年 1月28日進水
1938年 4月 1日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月27日ドイツ軍の接収をおそれツーロンにて自沈
1943年 4月28日浮揚後、イタリア軍へ引き渡し。艦名を「FR.44」と改名
      9月 9日ドイツ軍が再接収。艦名を「TA.13」と改名
1944年 8月25日ツーロンにて再度自沈
ラ・コルドリエール[La Cordelière]
1934年 8月16日オーギュスタン・ノルマン造船所(Chantiers et Ateliers Augustin Normand)にて起工
1936年 9月 9日進水
1937年12月 1日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕される
1940年?自由フランス軍へ返還されるが、乗員不足のため予備役となる
1945年 9月29日シェルブールにて仏海軍へ返還
1950年 2月17日仏海軍退役。後にスクラップ?
ランコンプリーズ[L'Incomprise]
1934年10月20日ラ・セーヌ造船所(Ateliers et Chantiers de La Seine Maritime)にて起工
1936年 4月14日進水
1938年 3月16日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕される
1940年?自由フランス軍へ返還されるが、乗員不足のため予備役となる
1945年 9月 9日シェルブールにて仏海軍へ返還
1950年 8月31日仏海軍退役。後にスクラップ?
ラ・プールシュイヴァント[La Poursuivante]
1934年10月13日フランス造船所(Ateliers et Chantiers de France)にて起工
1936年 8月 4日進水
1937年11月 5日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月27日ドイツ軍の接収をおそれツーロンにて自沈
1943年 7月 1日イタリア軍の手で浮揚されるが修理されず廃棄となる
ボンバルド[Bombarde]
1935年 2月18日ロワール造船所にて起工
1936年 3月23日進水
1937年 8月16日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月29日ビゼルトにてイタリア軍に捕獲される
     12月28日イタリア海軍へ編入。艦名を「FR.41」と改名
1943年 4月 5日ドイツ軍へ引き渡され、艦名を「TA.9」と改名
1944年 8月23日ツーロンにて連合軍機の爆撃を受け沈没
ブランルバー[Branlebas]
1934年 8月27日オーギュスタン・ノルマン造船所にて起工
1937年 4月12日進水
1938年 3月16日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕され、英海軍へ編入
     12月14日エディストン岩礁(英)沖にて荒天のため沈没
ブークリェ[Bouclier]
1934年10月18日ラ・セーヌ造船所にて起工
1937年 8月 9日進水
1938年 8月 6日竣工
1939年第二次大戦に参加。北大西洋にて行動
1940年 7月 3日脱出先の英ポーツマス軍港にて英軍に拿捕される
     12月自由フランス軍へ返還。船団護衛や対潜哨戒任務に従事
1941年 5月〜機関不調のため予備役となり、他艦の部品取りに使用される
1942年?〜船体は英対潜学校にて訓練用ベースとして使用される
1944年予備役艦としてハートルプールに繋留となる
1945年シェルブールにて仏海軍へ返還
1950年 8月31日仏海軍退役。後にスクラップ?
バリスト[Baliste]
1934年 9月20日フランス造船所にて起工
1937年 3月17日進水
1938年 5月24日竣工
1939年第二次大戦に参加。地中海にて行動
1942年11月27日ドイツ軍の接収をおそれツーロンにて自沈
1943年 5月13日イタリア軍の手で浮揚され、イタリア海軍へ編入。艦名を「FR.45」と改名
      9月 9日ドイツ軍が再接収。艦名を「TA.12」と改名
     11月24日ツーロンにて連合軍機の爆撃を受け沈没


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