巡洋潜水艦 シュルクーフ

Cruiser Submarine "Surcouf"
Croiseur Sous-marin "Surcouf"


フランス海軍 フランス海軍 自由フランス海軍


Surcouf
「シュルクーフ」
スペックデータ
排水量(水上):(基)2,880t排水量(水中):4,304t全長:(全)110.0m
出力(水上):7,600hp出力(水中):3,400hp全幅:9.00m
最大速力(水上):18.5kt最大速力(水中):10.0kt吃水:7.25m
航続距離(水上):10ktで10,000浬航続距離(水中):4.5ktで70浬乗員数:118名
燃料搭載量:重油280t安全潜行深度:80m
主機関:Sulzer式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷14発+8発搭載》55cm魚雷発射管8門(艦首4、上構内4連装旋回1)、
40cm魚雷発射管4門(上構内4連装旋回1)、50口径20.3cm連装砲1基、
50口径37mm単装機関砲2基、13.2mm連装機関銃2基、水偵1機搭載可能

同型艦名(1隻)
シュルクーフ[Surcouf]

巡洋潜水艦シュルクーフについて

 第二次大戦前後に建造された潜水艦の中には、実験的な意味合いもあって奇抜な発想を盛り込まれた艦も少なくない。大型潜水艦の中でも、そうした話題に必ず日本の水偵搭載型潜水艦などと一緒に挙がってくるのがこのシュルクーフである。
 海上交通遮断(通商破壊)を主任務として設計された大型潜水艦(フランスでは巡洋潜水艦(もしくは通商破壊潜水艦)と類別されている)で、司令塔の前部に設置された水密筒に重巡へ搭載されたものと同じ20.3センチ(8インチ)連装砲(固定式のため旋回は不能だが、ある程度は砲自体を左右に振ることができる)を搭載しており、また偵察用として司令塔後部には水偵1機も搭載している。船体の形状から水中での機動性は高くなかったようだが、長大な航続力と作戦可能期間(90日)は通商破壊という任務に適していたと言えよう。

 実験的な意味合いもあり、また予算の関係からも姉妹艦は建造されなかった(一時期計画だけは持ち上がったこともある)が、潜水艦史に名前を残した艦であることは間違いない。

 なお英海軍も同様の大型連装砲搭載潜水艦(”X−1”)を第一次大戦直後に建造しているが、あまりに大型すぎて機動性(特に水中での運動性能)に難があったため、第二次大戦前に除籍廃艦となっている。


巡洋潜水艦シュルクーフの歴史
シュルクーフ[Surcouf]
1927年10月 1日シェルブール工廠(Arsenal de Cherbourg)にて起工
1929年10月18日進水
1934年 5月 3日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面で船団護衛に従事
1940年 6月18日独軍の侵攻を受けブレストを脱出。英プリマスに避難
       7月 3日英海軍に接収され、同年9月自由フランス海軍の指揮下に入る
1942年 2月18日カリブ海にて米汽船「トムソン・ライクス」[Thomson Lykes]と衝突、沈没


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