敷設潜水艦 サフィール型

"Saphir" Class Minelayer Submarines
Sous-marine Mouilleurs de Mines Classe "Saphir" (Classe Normand-Fourreaux)


フランス海軍 他 フランス海軍 自由フランス海軍 イタリア海軍


Saphir
「サフィール」
スペックデータ
排水量(水上):761t排水量(水中):925t全長:(全)65.9m
出力(水上):1,300hp出力(水中):1,000hp全幅:7.2m
最大速力(水上):12.0kt最大速力(水中):9.0kt吃水:4.3m
航続距離(水上):7.5ktで7,000浬航続距離(水中):4ktで80浬乗員数:42名
燃料搭載量:重油75t安全潜行深度:80m
主機関:Normand-Vickers式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷5発+2発搭載》55cm魚雷発射管3門(艦首2、艦尾1)、40cm魚雷発射管2門(艦尾上構内旋回式)
35口径7.5cm単装砲1基、13.2mm連装機関砲1基(Rubis、Perleは大戦中に20mm単装機関砲1基へ換装)、
機雷32個搭載(格納筒16基)

同型艦名(6隻)
サフィール[Saphir]テュルコアーズ[Turquoise]ノーチュルス[Nautilus]
リュビ[Rubis]ディヤマン[Diamant]ペルレ[Perle]

敷設潜水艦サフィール型について

 1925年度計画から建造が開始されたフランス海軍唯一の機雷敷設潜水艦。他国の敷設潜水艦に比べて船体はやや小ぶりであるが、艦中央部両舷に設置された機雷収納筒(左右8基ずつの16基)に32個の機雷を搭載できた。機雷収納筒はノルマン・フロー(Normand-Fourreaux)式と呼ばれるものであったため、当艦も通称ノルマン・フロー型と呼ばれることがあった。(なお、この機雷収納筒は構造が複雑であったため、故障が多く信頼性は低かったと言われている)
 他の潜水艦と比べて特に突出した性能を持っていたわけではないが、連合軍指揮下の自由フランス海軍潜水艦隊にあって多くの機雷敷設任務に従事した当クラスは、第二次大戦時のフランス軍艦の中で最も戦果を挙げ活躍したと言っても過言ではないだろう。


敷設潜水艦サフィール型の歴史
サフィール[Saphir]
1926年 5月25日ツーロン工廠(Arsenal de Toulon)にて起工
1928年12月20日進水
1930年 9月30日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。チュニジアを拠点に敷設任務に従事
1940年 6月ビゼルトにて武装解除される
1942年12月 8日独軍のビゼルト侵攻により鹵獲され、イタリアへ譲渡となり艦名を「FR.112」と改名
1943年ナポリに回航されるが艦隊編入は行われず
       9月15日イタリア降伏のため、独軍に接収。ナポリにて自沈
テュルコアーズ[Turquoise]
1926年10月20日ツーロン工廠にて起工
1929年 5月16日進水
1930年 9月10日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。チュニジアを拠点に敷設任務に従事
1940年 6月ビゼルトにて武装解除される
1942年12月 8日独軍のビゼルト侵攻により鹵獲され、イタリアへ譲渡となり艦名を「FR.116」と改名
1943年 5月 6日ビゼルトにて自沈
1947年 8月12日連合軍の手で浮揚された後、除籍、スクラップ
ノーチュルス[Nautilus]
1927年 8月 8日ツーロン工廠にて起工
1930年 3月21日進水
1931年 7月15日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。チュニジアを拠点に敷設任務に従事
1940年 6月14日ビゼルトにて武装解除される
1942年12月 8日独軍のビゼルト侵攻により鹵獲される
1943年 1月31日連合軍のビゼルト爆撃により大破着底
1947年 8月12日連合軍の手で浮揚された後、除籍、スクラップ
リュビ[Rubis]
1929年 4月 3日ツーロン工廠にて起工
1931年 9月 3日進水
1933年 4月 4日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。チュニジアを拠点に敷設任務に従事
1940年 6月フランス降伏のためダンディー(英)に避難
       7月 3日英海軍に接収され、自由フランス海軍の指揮下に入る
 連合軍指揮下にて敷設任務に従事(28回の作戦で683個の機雷を敷設)
1945年 6月23日オランにて作戦から外され、武装解除となる
1948年 7月 1日退役。廃潜水艦となる
1949年10月 4日除籍、スクラップ
ディヤマン[Diamant]
1930年 7月21日ツーロン工廠にて起工
1933年 5月18日進水
1934年 6月20日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。ツーロンを拠点に敷設任務に従事
1940年 8月フランス降伏に伴いツーロンにて武装解除される
1942年11月27日ツーロン港にてドイツ軍の接収をおそれ自沈
1943年 3月29日イタリア軍の手で浮揚されるが、修理は実施されず
1944年 5月22日連合軍機の爆撃を受け再度沈没
1945年 2月浮揚。スクラップ
ペルレ[Perle]
1931年 7月21日ツーロン工廠にて起工
1935年 7月30日進水
1937年 3月 1日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。ツーロンを拠点に敷設任務に従事
1940年 8月フランス降伏に伴いツーロンにて武装解除される
1942年ビシーフランス指揮下に入り再武装化。同年9月ダカールへ配置
1942年末〜フランス解放委員会指揮下に入り、連合軍と作戦行動を取る
1944年 7月 8日北大西洋にて英MAC船搭載機の誤爆を受け沈没


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