二等(沿岸型)潜水艦 ラウロール型

"L'Aurore" Class 2nd-class Submarines
Sous-marins de Cotiers Classe "L'Aurore"


フランス海軍 フランス海軍 ドイツ海軍


L'Aurore
「ラウロール」
スペックデータ(数値は戦時中の計画値)
排水量(水上):893t排水量(水中):1,170t全長:(全)73.5m
出力(水上):3,000hp出力(水中):1,400hp全幅:6.5m
最大速力(水上):14.5kt最大速力(水中):9.0kt吃水:4.2m
航続距離(水上):10ktで5,600浬航続距離(水中):5ktで85浬乗員数:44名
燃料搭載量:重油101t安全潜行深度:100m
主機関:Sulzer式またはSchneider式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷10〜11発搭載》55cm魚雷発射管9門(艦首4、上構内後方2、上構内3連装旋回1)、
34口径10cm単装砲1基(L'Auroreのみ竣工時7.5cm単装砲1基)、13.2mm連装機関銃1基

同型艦名(6隻+建造中止9隻)
ラウロール[L'Aurore]ラ・クレオール[La Créole]ラ・バヤデール[La Bayadère]
ラ・ファヴォリト[La Favorite]ラフリケーヌ[L'Africaine]ラストレ[LAstrée]
ランドロメド[L'Andromède]ランドロマケ[L'Andromaque]ランティゴーヌ[L'Antigone]
ラルテミス[L'Aetémis]レルミオーヌ[L'Hermione]ラ・ゴルゴーヌ[La Gorgone]
ラルミード[L'Armide]ラ・クロランド[La Clorinde]ラ・コルネリ[La Cornélie]

ラウロール型潜水艦について

 フランス海軍が標準化した二等潜水艦(「ミネルブ」型)の設計を拡大改良した艦。船体を一回り大きくすることで搭載燃料の増加を行い、また艦尾発射管の口径も55センチとしたことで威力を高めてある。また潜航深度も80メートルから100メートルへ向上しており フランス二等潜水艦の決定版ともいえる艦であった。

 1934年度計画でネームシップとなる「ラウロール」の建造が認められ、続いて姉妹艦14隻(37年度に4隻、38年度に10隻)の建造が承認された。しかし第二次大戦の最中に「ラウロール」が就役したのみで他は建造中止となり、一部の艦は終戦後に建造が再開され竣工できたものの、それら以外の艦は自沈もしくは解体され日の目を見ることはなかった。


ラウロール型潜水艦の歴史
ラウロール[L'Aurore]
1936年 9月 1日ツーロン工廠(Arsenal de Toulon)にて起工
1939年 7月26日進水
1940年 6月20日竣工
1941年〜フランス植民地軍に所属し、第二次大戦に参加
1942年 9月ツーロンへ移動
      11月27日ツーロン港にてドイツ軍の接収をおそれ自沈
ラ・クレオール[La Créole]
1938年 8月29日ノルマン社(Chantiers Augustin Normand)にて起工
1940年 6月 8日進水。英国へ曳航される
       7月 3日英軍に接収され、未竣工のまま放置される
1945年戦後、フランスへ返還。艤装工事を再開する
1946年竣工。仏海軍に就役
1956年11月 2日エジプト革命のための警備行動中に自軍艦載機の誤爆を受け損傷
1962年 3月23日シディ・フェルーク沿岸にて貨物船と衝突、損傷
1963年 7月16日除籍。解体
ラ・バヤデール[La Bayadère]
1938年 8月29日ノルマン社にて起工
1940年 6月進水
       6月独軍の侵攻を受け自沈(進水せず船台上で破壊された説もある。工事進捗率62%)
ラ・ファヴォリト[La Favorite]
1938年 7月29日ラ・セーヌ造船所(Ateliers et Chantiers de La Seine Maritime)にて起工
1940年 6月侵攻した独軍に接収され、翌年独潜「UF2」と改名
1942年11月 5日独海軍に就役
1944年 7月 5日作戦任務から外され、ゴーテンハーフェンにて繋留
1945年ゴーテンハーフェンにて自沈
ラフリケーヌ[L'Africaine]
1938年 9月 1日ラ・セーヌ造船所にて起工
1940年 6月侵攻した独軍に接収され、翌年独潜「UF1」と改名
1944年末フランス解放に伴い連合軍が再接収
1945年戦後、フランスへ返還。工事を再開
1946年12月 7日進水
1948年竣工。50年1月1日仏海軍に就役
1961年(?)退役。廃潜水艦「Q334」と改名
1963年 2月28日除籍、解体
ラストレ[LAstrée]
1939年11月30日ドゥビジオン造船所(Ateliers et Chantiers de Dubigeon)にて起工
1940年 6月侵攻した独軍に接収され、翌年独潜「UF3」と改名
1944年末フランス解放に伴い連合軍が再接収
1945年戦後、フランスへ返還。工事を再開
1946年 5月 3日進水
1949年竣工。50年1月1日仏海軍に就役
1962年(?)退役。廃潜水艦「Q404」と改名
1965年11月27日除籍、解体
ランドロメド[L'Andromède]
1940年 1月31日ドゥビジオン造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収される(艦籍編入は無し)
1944年末フランス解放に伴い連合軍が再接収
1945年戦後、フランスへ返還。工事を再開
1949年11月17日進水
1953年 5月14日竣工。仏海軍に就役
1962年(?)退役。65年8月25日除籍、解体
ランドロマケ[L'Andromaque]
1939年 7月10日ラ・セーヌ造船所にて起工
1940年 6月侵攻した独軍に接収される(艦籍編入は無し)
1941年(?)進捗率17%の時点で建造中止。船台上で解体される
ランティゴーヌ[L'Antigone]
1939年 8月 1日シュネデール社(Chantiers Schneider et Cie)にて起工
1940年 6月侵攻した独軍に接収される(艦籍編入は無し)
1942年(?)進捗率36%の時点で建造中止。船台上で解体される
ラルテミス[L'Aetémis]
1940年 1月12日ラ・セーヌ造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収される(艦籍編入は無し)
1942年 7月28日進水。ただし艤装工事は中断(サボタージュ?)
1944年末フランス解放に伴い連合軍が再接収
1945年戦後、フランスへ返還。工事を再開
1954年 2月 5日竣工。仏海軍に就役
1967年11月 3日除籍。解体
レルミオーヌ[L'Hermione]
1940年 2月 9日ラ・セーヌ造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収され、工事中止命令により船台上で解体(進捗率8%)
ラ・ゴルゴーヌ[La Gorgone]
1940年 3月11日ラ・セーヌ造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収され、工事中止命令により船台上で解体(進捗率6%)
ラルミード[L'Armide]
1939年11月 1日ウォルムス社(Chantiers Worms)にて起工
       6月独軍の侵攻を受け船台上で破壊。工事進捗率6%
ラ・クロランド[La Clorinde]
1940年 3月30日ドゥビジオン造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収され、工事中止命令により船台上で解体(進捗率9%)
ラ・コルネリ[La Cornélie]
1940年 5月ドゥビジオン造船所にて起工
       6月侵攻した独軍に接収され、工事中止命令により船台上で解体(進捗率7%)


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