二等(沿岸型)潜水艦 ディアーヌ型

"Diane" Class 2nd-class Submarines (630t Class)
Sous-marins de Cotiers Classe "Diane"(Classe des 630tonnes)


フランス海軍 フランス海軍 自由フランス海軍


Diane
スペックデータ
排水量(水上):651t排水量(水中):807t全長:(全)64.4m
出力(水上):1,400hp出力(水中):1,000hp全幅:6.2m
最大速力(水上):14.0kt最大速力(水中):9.0kt吃水:4.4m
航続距離(水上):10ktで4,000浬航続距離(水中):5ktで85浬乗員数:41名
燃料搭載量:重油39t安全潜行深度:80m
主機関:Normand-Vickers式ディーゼル機関×2基+(メーカー不詳)電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷7発+2発搭載》55cm魚雷発射管6門(艦首3、上構内前方1、上構内連装旋回1)、
40cm魚雷発射管2門(上構内連装旋回1)、35口径75mm単装砲1基、8mm機銃1基

同型艦名(9隻)
ディアーヌ[Diane]アンティオプ[Antiope]メデューズ[Méduse]
アンフィトリト[Amphitrite]オルフェ[Orphée]アマゾーヌ[Amazone]
ラ・シビル[La Sybille]オレアド[Oréade]ラ・プシュケ[La Psyché]

二等潜水艦ディアーヌ型について

 1926年度から建造が開始された630トン型のうちノルマン社設計の船体を持つタイプ。1929年度までに全部で9隻(建造所別ではノルマン社5隻、ウォルムス造船所4隻)が建造されており、630トン型では最も同型艦の多いタイプとなっている。
 600トン型のうちノルマン社で建造されたタイプと同じくノルマン・フノー型と呼称されるため、これと区別する際には630トン型ノルマン・フノー型と呼ばれるが、建造所別に分けてノルマン型及びウォルムス型と呼ばれることもある。

 630トン型として建造された中で最も信頼性や能力が高かったため、フランス海軍では後に当タイプを参考として海軍標準型と呼ばれる二等潜水艦(「ミネルブ」型の項参照)を建造している。


二等潜水艦ディアーヌ型の歴史
ディアーヌ[Diane]
1928年 1月 4日ノルマン社(Chantiers Augustin Normand)にて起工
1930年 5月13日進水
1932年 9月 1日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。マデイラやメルセルケビールを拠点に行動
1940年 7月フランス降伏に伴いツーロンへ帰還。翌年5月まで武装解除となる
1941年 9月オランへ派遣
1942年11月 9日連合軍の北アフリカ侵攻を受け、オラン港外で自沈
1944年浮揚されるが、修理は実施されず除籍解体
アンティオプ[Antiope]
1928年12月28日ノルマン社にて起工
1930年 8月 9日進水
1933年10月12日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北海や地中海方面にて行動
1941年 3月〜ツーロンにて武装解除となる
1942年 2月再武装されモロッコへ派遣
      11月連合軍の北アフリカ上陸の際に捕獲され、翌月自由フランス海軍に編入となる
1943年〜米国へ回航され、キーウェスト(米)にて練習艦として使用される
1946年 4月26日除籍。後にスクラップ
メデューズ[Méduse]
1928年 1月 1日ノルマン社にて起工
1930年 8月26日進水
1932年 9月 1日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北海や地中海方面にて行動
1940年〜フランス植民地軍に配属。モロッコを拠点に行動
1942年11月 8日カサブランカ沖にて米護衛空母「サンティー」艦載機の攻撃を受け損傷
      11月10日モロッコ沿岸にて米軍機及び米軽巡「フィラデルフィア」の攻撃を受け大破座礁
アンフィトリト[Amphitrite]
1928年 8月 8日ノルマン社にて起工
1930年12月20日進水
1933年 6月 8日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1940年10月〜フランス植民地軍に配属
1941年 2月〜ツーロンにて武装解除となる
1942年 1月〜再武装されフランス植民地軍に配属。モロッコへ派遣
      11月 8日連合軍の北アフリカ上陸の際に攻撃を受け、カサブランカにて沈没
1943年(?)連合軍の手で浮揚され、保管船となる
1944年 5月除籍。後にスクラップ
オルフェ[Orphée]
1929年 8月22日ノルマン社にて起工
1931年11月10日進水
1933年 6月 8日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1941年 4月〜ツーロンにて武装解除となる
1942年 3月〜再武装されフランス植民地軍に配属。モロッコへ派遣
      11月 8日連合軍の北アフリカ上陸の際に捕獲され、翌月自由フランス海軍に編入となる
1943年〜地中海にて哨戒任務や練習艦任務に従事
1946年 4月15日除籍。後にスクラップ
アマゾーヌ[Amazone]
1929年 1月14日ウォルムス社(Chantiers Worms)にて起工
1931年12月28日進水
1933年10月12日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1940年 6月〜フランス降伏に伴い、ツーロンにて武装解除となる
1942年 2月〜再武装されフランス植民地軍に配属
      11月18日連合軍の北アフリカ上陸の際に捕獲され、翌月自由フランス海軍に編入となる
1943年〜米国へ回航され、キーウェスト(米)にて練習艦として使用される
1946年 4月26日除籍。後にスクラップ
ラ・シビル[La Sybille]
1931年 1月10日ウォルムス社にて起工
1932年 1月28日進水
1934年12月22日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1941年 3月〜フランス降伏に伴い、ツーロンにて武装解除となる
1942年 2月〜再武装されフランス植民地軍に配属
      11月 8日連合軍の北アフリカ侵攻を受け、交戦。消息不明となる
(連合軍機雷原にて触雷沈没、独潜による撃沈説などがある)
オレアド[Oréade]
1929年 8月15日ウォルムス社にて起工
1932年 5月23日進水
1933年12月15日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1940年〜フランス植民地軍に所属し、モロッコ、オラン等を拠点に行動
1942年11月 8日連合軍の北アフリカ上陸の際に攻撃を受け、カサブランカにて沈没
1943年 6月10日連合軍の手で浮揚されるが、修理は実施されず
1944年スクラップ(艦籍除籍は46年3月26日)
ラ・プシュケ[La Psyché]
1930年12月26日ウォルムス社にて起工
1932年 8月 4日進水
1933年12月23日竣工
1939年 9月〜第二次大戦に参加。北大西洋方面にて行動
1940年10月〜フランス降伏に伴い、ツーロンにて武装解除となる
1941年12月〜再武装されフランス植民地軍に配属。モロッコへ派遣
1942年11月 8日連合軍の北アフリカ上陸の際に攻撃を受け、カサブランカにて沈没
1943年(?)連合軍の手で浮揚されるが、修理は実施されず
1944年除籍。後にスクラップ


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