プロヴァンス型 戦艦

"Provence" Class BattleShips
Cuirassé de la Classe "Provence"


フランス海軍 フランス海軍


Provence
スペックデータ
排水量:(満)27,340t ボイラー:メーカー不詳石炭専焼×24基(Provenceは18基)
     (1927年に2基を重油専焼罐に換装)
     (1933年にIndret罐重油専焼×6基に換装)
燃料搭載量:石炭2,700t
       重油  300t
全長:(全)165.81m
全幅:26.91m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、4軸推進
吃水:9.81m
出力:29,000hp
(1933年改装後は43,000hp)
武装:
45口径34cm連装砲5基、55口径5.46inch単装砲22基、
47mm高射機関砲4基、45cm魚雷発射管4門
(1922年に10cm単装高角砲7基、1928年に45mm機関砲2基を追加)
最大速力:20.0kt
航続距離:10ktで4,700浬
乗員定数:約1,100名

同型艦名(3隻)
プロヴァンス[Provence]ブルターニュ[Bretagne]ロレーヌ[Lorraine]

プロヴァンス型戦艦について
 「クールベ」型戦艦に続いて 建造されたド級戦艦。艦幅を抑えるため両舷にあった砲塔を1基に減らし艦中央に移動させている。これによ り砲塔は1基減ったものの左右には「クールベ」型同様10門の主砲を向けることができるようになっている。
 竣工したのが第一次大戦中だったため、完成後即座に戦線へ投入されアドリア海でオーストリア・ハンガリー 帝国の艦隊に対する作戦行動を行っている。主砲口径が34センチと当時の新鋭艦としては小さいものだった ため攻撃力に不安はあったが、アドリア海方面では特に大きな海戦も無かったため全艦無事に第一次大戦を乗 り切った。
 1920年代末から30年代にかけて全艦とも近代化改修を行っており、重油専用ボイラーへの換装や対空 兵装の追加が行われている。なお3番艦「ロレーヌ」は、この改修の際に艦中央の3番砲塔を撤去して水偵用 のカタパルトを設置している。
 第二次大戦の開戦時には3隻とも北アフリカにあって英海軍と共同で作戦活動を行っている。フランスがド イツに降伏した際に「ロレーヌ」は英軍指揮下の自由フランス海軍へ配属されることになったが、「プロヴァ ンス」「ブルターニュ」はドイツ占領下のビシー・フランス政権の元に残り、かつての戦友である英海軍艦隊 と砲火を交えている。
 「プロヴァンス」「ブルターニュ」は戦没したが、「ロレーヌ」はフランス解放後にフランス海軍籍へ復帰、 1950年代まで現役で使用されている。

プロヴァンス型戦艦の歴史
プロヴァンス[Provence]
1912年 5月 1日ブレスト[Brest]工廠にて起工
1913年 4月20日進水
1915年 6月 5日竣工
1916年連合軍アドリア海艦隊の旗艦となる
1918年12月ロシアと共同でオデッサ占領作戦に従事
1919年初頭白系ロシア軍に補給物資を運ぶため黒海へ派遣
1920年代一部ボイラーの換装工事や兵装改修を実施
1933年全ボイラーの換装工事を実施
1937年スペイン内戦に際し、スペイン沿岸の警戒活動に従事
1939年 9月独装甲艦「グラフ・シュペー」捜索に参加
1940年 6月フランスの降伏により、ビシー政権の指揮下に入る
      7月 3日北アフリカ・メルセルケビール港にて英艦隊の攻撃を受け大破座礁
1941年浮揚後、ツーロンへ帰還する
1942年11月27日ドイツ軍の接収をおそれ、ツーロンにて自沈する
1943年ドイツ軍の手により浮揚される
1944年ツーロン港の閉塞船として自沈する
1949年再度浮揚させられる。1951年にスクラップとして解体処分される
ブルターニュ[Bretagne]
1912年 9月 1日地中海[Méditerranée]造船所にて起工
1913年 4月21日進水
1915年 9月12日竣工
1916年第一次大戦ではアドリア海方面で作戦行動
1920年代一部ボイラーの換装工事や兵装改修を実施
1933年全ボイラーの換装工事を実施
1940年 6月フランスの降伏により、ビシー政権の指揮下に入る
      7月 3日北アフリカ・メルセルケビール港にて英艦隊の攻撃を受け沈没
1954年浮揚後、解体処分される
ロレーヌ[Lorraine]
1912年 8月 1日ロワール[Loire]造船所にて起工
1913年 9月30日進水
1916年 7月16日竣工
 第一次大戦ではアドリア海方面で作戦行動
1920年代一部ボイラーの換装工事や兵装改修を実施
1933年全ボイラーの換装工事を実施
1939年英海軍の指揮下で作戦行動を取る
1940年 6月フランスの降伏により、英軍指揮下の自由フランス海軍所属となる
 兵装を撤去し非武装船となる
1943年再武装のうえフランス海軍籍に復帰
1952年除籍。1955年スクラップとして処分される


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