ブーラスク型 駆逐艦

"Bourrasque" Class Destroyers ("1,500ton" class)
Torpilleur Classe "Bourrasque" (Classe "1,500tonne")


フランス海軍 フランス海軍


Bourrasque
スペックデータ
排水量:(基)1,319t ボイラー:Guyot Du Temple水管罐・重油専焼×3基 燃料搭載量:重油360t
全長:(全)105.8m
全幅:10.1m 主機:Parsons式(Rateau-Bretagne式)ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:4.3m
出力:31,000hp
武装:
40口径13cm単装砲4基、50口径75mm単装高角砲1〜2基、
55cm魚雷3連装発射管2基、爆雷20個搭載(投射機2)
最大速力:33.0kt
航続距離:15ktで3,000浬
乗員定数:138〜162名

同型艦名(12隻)
ブーラスク[Bourrasque]シクローヌ[Cyclone]ミストラル[Mistral]
オラージュ[Orage]ウーラガン[Ouragan]シムーン[Simoun]
シロコ[Siroco]タンペート[Tempête]トルナード[Tornade]
トラモンターヌ[Tramontane]トロンブ[Trombe]ティフォン[Typhon]

ブーラスク型駆逐艦について

 敵駆逐隊を駆逐するために大型駆逐艦の建造を開始したフランス海軍だったが、艦隊に付随し露払い的に使用される艦隊駆逐艦(当時フランスでは艦隊水雷艇と呼ばれていた)は数を揃える必要があることから比較的小型な艦として建造されるようになった。

 「ジャグアー」型と同じ1922年度計画で12隻の建造が計画された当クラスは「ジャグアー」型の小型版と言えるシルエットを持った艦で、船体の大きさに併せて煙突の間隔などは短縮されているものの搭載兵装の数や配置などはほとんど差がない。ただしボイラーの数や搭載燃料の量などは船体の大きさにあわせて小さくなっているため最高速度や航続距離などの性能は若干低下している。


ブーラスク型駆逐艦の歴史
ブーラスク[Bourrasque]
1923年11月12日フランス[France]造船所にて起工
1925年 8月 5日進水
1927年 8月23日竣工
1929年ボイラー換装工事を実施
1933年オーバーホールを実施
1940年 5月30日ダンケルク撤退に参加。ニューポール(ベルギー)沖にて触雷沈没
シクローヌ[Cyclone]
1923年 9月29日セイン[Seyne]造船所にて起工
1925年 1月24日進水
1928年 6月 1日竣工
1940年 5月30日ダンケルク撤退に参加。独魚雷艇「S24」の雷撃を受け艦前部を大破
自力航行(後進)してブレストへ入港
       6月18日ドイツ軍の侵攻を受け、ブレスト港にて自沈する
ミストラル[Mistral]
1923年11月28日セイン造船所にて起工
1925年 6月 6日進水
1927年 6月 1日竣工
1940年 5月29日ダンケルク撤退に参加。独軍機の爆撃を受け損傷を負う
       7月 3日プリマス(イギリス)にて英軍に接収される
1944年フランス国民解放委員会の指揮下へ入る
1945年 8月25日フランス本国へ復帰
1950年 2月17日除籍。後にスクラップとして解体される
オラージュ[Orage]
1923年 8月20日フランセ[Français]造船所にて起工
1924年 8月30日進水
1926年12月 1日竣工
1929年ボイラー換装工事を実施
1933年オーバーホールを実施
1940年 5月23日大西洋にて独軍機の攻撃を受け大破。翌日未明沈没
ウーラガン[Ouragan]
1923年 4月 3日フランセ造船所にて起工
1924年12月 6日進水
1927年 1月19日竣工
1940年 6月ドイツ軍の侵攻を受け、英国へ脱出する
       7月 3日プリマスにて英軍に接収される
 自由フランス海軍へ編入され、訓練用として使用される
1945年 9月19日フランス本国へ復帰
1949年 4月 7日除籍。後にスクラップとして解体される
シムーン[Simoun]
1923年 8月 8日ペノエ[St.Nazaire Penhoet]造船所にて起工
1924年 6月 3日進水
1926年 4月29日竣工
1943年 9月フランス国民解放委員会の指揮下へ入る。コルシカ島攻略に参加
1944年 8月南フランス上陸作戦を支援
1950年 2月17日除籍。後にスクラップとして解体される
シロコ[Siroco]
1924年 3月 1日ペノエ造船所にて起工
1925年10月 3日進水
1927年 7月 1日竣工
1940年 5月31日ダンケルク撤退に参加。独魚雷艇「S23」「S26」の雷撃を受け大破
その後、独軍機の爆撃を受け沈没
タンペート[Tempête]
1923年12月 3日デュビジオン[Dubigeon]造船所にて起工
1925年 2月21日進水
1926年 9月28日竣工
1943年 9月フランス国民解放委員会の指揮下へ入る。コルシカ島攻略に参加
1944年 8月南フランス上陸作戦を支援
1950年 2月17日除籍。後にスクラップとして解体される
トルナード[Tornade]
1923年 4月25日デイル&バカラン[Dyle et Baccalan]社にて起工
1925年 3月12日進水
1928年 5月10日竣工
1940年 7月 3日メルセルケビール海戦に参加。英軍の攻撃を逃れオランへ脱出
 オラン港を拠点にチュニジア方面で哨戒・警護任務に従事
1942年11月 8日連合軍の北アフリカ上陸(トーチ作戦)に際し抗戦。オラン港外にて英軽巡と交戦沈没
トラモンターヌ[Tramontane]
1923年 6月 1日ジロンド[Gironde]鉄工所にて起工
1924年11月29日進水
1927年10月15日竣工
1940年 7月 3日メルセルケビール海戦に参加。英軍の攻撃を逃れオランへ脱出
 オラン港を拠点にチュニジア方面で哨戒・警護任務に従事
1942年11月 8日連合軍の北アフリカ上陸(トーチ作戦)に際し抗戦
オラン港外にて英軽巡と交戦、大破座礁し放棄される
トロンブ[Trombe]
1923年 3月 5日ジロンド鉄工所にて起工
1925年12月29日進水
1927年10月27日竣工
1940年 7月 3日メルセルケビール海戦に参加。英軍の攻撃を逃れツーロンへ脱出
1942年11月27日ドイツ軍の接収をおそれ、ツーロンにて自沈する
1943年イタリア軍の手で浮揚され、イタリア海軍駆逐艦「FR.31」と改名
       7月イタリア降伏後、フランス国民解放委員会の指揮下へ入る。艦名を「トロンブ」へ復帰
       9月28日コルシカ島攻略に参加
1944年 8月南フランス上陸作戦を支援
1945年 4月16日イタリア沖にて独魚雷艇の雷撃を受け大破
1950年 2月除籍。後にスクラップとして解体される
ティフォン[Typhon]
1923年 9月 1日ジロンド鉄工所にて起工
1924年 5月22日進水
1928年 6月27日竣工
1940年 7月 3日メルセルケビール海戦に参加。英軍の攻撃を逃れオランへ脱出
 オラン港を拠点にチュニジア方面で哨戒・警護任務に従事
1942年11月 8日連合軍の北アフリカ上陸(トーチ作戦)に際し抗戦
翌日、オラン港にて自沈する


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