CH5型 駆潜艇

"CH5" Class Submarine Chaser
Chasseur de Sous-Marin Classe "CH5"


フランス海軍 フランス海軍 自由フランス海軍 ドイツ海軍 シリア海軍


CH15
「CH15」(自由フランス海軍「パンポル」)(撮影時期不詳(大戦中期頃か?))
スペックデータ
排水量:(基)107t ボイラー:−−−−− 燃料搭載量:重油5.5t
全長:(全)37.1m
全幅:5.7m 主機:MAN式ディーゼル機関×2基、2軸推進
吃水:2.0m
出力:1,130hp
武装:
35口径75mm単装砲1基、8mm単装機銃2基、
爆雷10個搭載(投射機4、投下ラック1)、掃海具搭載
最大速力:15.5kt
航続距離:8ktで1,200浬
乗員定数:23名

同型艦名(17隻)
CH5 [CH5]CH6 [CH6]CH7 [CH7]CH8 [CH8]
CH9 [CH9]CH10 [CH10]CH11 [CH11]CH12 [CH12]
CH13 [CH13]CH14 [CH14]CH15 [CH15]CH16 [CH16]
CH17 [CH17]CH18 [CH18]CH19 [CH19]CH20 [CH20]
CH21 [CH21]   

CH5型駆潜艇について

 フランス海軍初の近代的な駆潜艇として建造された「CH1」型に続いて建造された駆潜艇。フランス海軍ではプロトタイプ的な位置づけだった「CH1」型の実績を受け、鋼製船体の艇と木製船体の艇の二本立てで駆潜艇の量産を行うこととした。
 当クラスは鋼製船体の量産型であるが「CH1」型と比べて船体は一回り小さくなっており、搭載機関の出力も半分となったため最高速度も低下している。ただし兵装は「CH1」型と同等であった。

 1938年から建造が行われ、第二次大戦開戦後の1940年になって順次竣工しているが、一部の艇はドイツによる占領のため竣工せずに終わったものもある。ドイツ軍の侵攻前に竣工できた艇は、ダンケルク撤退(ダイナモ作戦)によりイギリスへ脱出しており、フランス降伏後は自由フランス海軍に所属することになっている。
 全部で21隻の姉妹艇が起工されたが竣工できたのは19隻(うち3隻が戦没。2隻は戦後竣工)で、第二次大戦を生き残った艇は1950年頃まで使用されている。


注意!「この型は同型艦が多いため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
造船所略号
 ACF = フランス造船所 [Ateliers et Chantiers de France]  ACS = ラ・セーヌ造船所 [Ateliers et Chantiers de La Seine Maritime]
 FCH = ル・アーヴル造船所 [Forges et Chantiers de la Méditerranée Le Havre]
国名略称(略称に続く「 」内は貸与等後の艦名)
フランス海軍 = フランス 自由フランス海軍 = 自由フランス ドイツ海軍 = ドイツ シリア海軍 = シリア
ポーランド海軍 = ポーランド      
CH5型駆潜艇の歴史
艦名造船所進水竣工戦歴など
CH5 [CH5]ACF'39.04.03'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「カランタン」[Carentan]。
'43.12.21荒天のためノルマンディ沖にて遭難沈没
CH6 [CH6]ACF'39.07.18'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03英軍に拿捕(その後ポーランド海軍へ貸与)。'40.10.11ノルマンディ沖にて独魚雷艇と交戦沈没
CH7 [CH7]ACF'39.11.10'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03英軍に拿捕(その後ポーランド海軍へ貸与)。'40.10.11ノルマンディ沖にて独魚雷艇と交戦沈没
CH8 [CH8]ACF'40.01.27'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03英軍に拿捕。'42.07.03自由フランス海軍「レンヌ」[Rennes]。'42.07.13ノルマンディ沖にて独軍機の攻撃を受け沈没
CH9 [CH9]FCH'40.01.12'40.??.??'40.05.21ダンケルクにて独軍機の攻撃を受け大破座礁
CH10 [CH10]FCH'39.??.??'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「バイヨンヌ」[Bayonne]。
'48.11.04退役。'49年売却シリア海軍「アクバ・ベン・ナセ」[Akba ben Naseh]。'84年頃シリア海軍除籍
CH11 [CH11]FCH'39.??.??'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「ブローニュ」[Boulogne]。
'48.11月退役
CH12 [CH12]FCH'39.??.??'40.??.??('40.01.12進水説あり)。'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「ベノデ」[Bénodet]。'54年退役
CH13 [CH13]ACS'39.??.??'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「カレー」[Calais]。
'49年退役、売却シリア海軍「タリク・ベン・サイド」[Tarek Ben Said]。'84年頃シリア海軍除籍
CH14 [CH14]ACS'39.??.??'40.??.??'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03自由フランス海軍「ディエレット」[Diélette]。
'52.05月退役
CH15 [CH15]ACS'40.??.??'40.??.??('40.01.12進水説あり)。'40.06月イギリスへ脱出。'40.07.03英軍に拿捕(その後ポーランド海軍へ貸与)。'41.02.05自由フランス海軍「パンポル」[Paimpol]。'49年退役('52.05.06退役説あり)
CH16 [CH16]ACS'40.06.08−−−'40.06.18未竣工のままグロワ島近海へ回航され自沈
CH17 [CH17]FCH'39.??.??'40.06.??'40.06月独軍接収。ドイツ海軍「RA 3」として竣工。'45年フランスへ返還。フランス海軍「CH17」。'52年退役。シリアへ部品取り用として売却
CH18 [CH18]FCH'40.??.??'42.10.??'40.06月独軍接収。ドイツ海軍「RA 4」として竣工。'44.08.16パリにて自沈
CH19 [CH19]FCH'41.??.??'46.??.??'40.06月独軍接収。ドイツ海軍「RA 5」として建造続行。'44年未竣工のまま自沈。'46年浮揚後、艤装。編入フランス海軍「CH-705」。'49年退役。売却シリア海軍「アブドラ・イブン・アリッシ」[Abdullah Ibn Arissi]。'84年頃シリア海軍除籍
CH20 [CH20]FCH'41.??.??−−−'40.06月独軍接収。ビシー政権の艇として建造続行。'44年未竣工のまま自沈
CH21 [CH21]FCH'41.??.??'48.??.??'40.06月独軍接収。ビシー政権の艇として建造続行(ドイツ海軍「RA 8」とする説もある)。'44年未竣工のまま自沈。'46年浮揚後、艤装。編入フランス海軍「P705」。'54年退役


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