アンクル型 (一等)通報艦

"Ancre" Class Colonial Sloop
Aviso de 1ère (Colonial) Classe "Ancre"


フランス海軍 フランス海軍


Ancre
「アンクル」(撮影時期不詳)
スペックデータ
排水量:(基)604t ボイラー:Du Temple罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油143t
全長:(全)76.2m
全幅:8.7m 主機:Parsons式ギヤードタービン×2基、2軸推進
吃水:3.3m
出力:5,000hp
武装:
45口径10cm単装砲4基、50口径65mm単装砲1基
(1930年代に65mm砲を35口径75mm砲1基に換装)
最大速力:20.0kt
航続距離:11ktで4,000浬
乗員定数:107名

同型艦名(3隻)
アンクル [Ancre]スカルプ [Scarpe]シュイップ [Suippe]

アンクル型(一等)通報艦について

 「エーレット」型と同じ1917年計画で建造した一等通報艦。「アラ」型の出力強化型タービンと同じ機関が搭載されたため、「エーレット」型に比べて機関出力が向上している(最高速度は20ノットとされており従前型と同じであるが、「アラ」型が公試時に22ノットを発揮しているため、当クラスも同程度の能力はあると思われる)。
 船体は平甲板型となり、商船型だった「アラ」型や[エーレット」型に比べると軍艦らしいものとなっている。

 第一次大戦末期に3隻が竣工した当クラスだが、第二次大戦までに2隻が退役しており、第二次大戦時には「シュイップ」のみが現役であった。しかし、「シュイップ」も1940年7月に英海軍に捕獲されてしまい、その後は活躍することなく没している。


アンクル型(一等)通報艦の歴史
アンクル [Ancre]
1917年ロリアン工廠[Arsenal de Lorient]にて起工
1918年 1月28日進水
       8月13日竣工
1920年代中盤サン・セルバン[Saint Servan]飛行学校の練習艦となる
1932年シェルブールへ転属
1930年代飛行学校の練習任務に従事
1939年 6月 1日除籍。シャモアにて係留放置となり、終戦後に解体
スカルプ [Scarpe]
1916年ロリアン工廠にて起工
1917年10月31日進水
1918年 4月25日竣工。大西洋にて哨戒任務に従事
1919年黒海へ転属
1920年代後半〜植民地警護などに従事
1938年 1月28日除籍。後に解体処分
シュイップ [Suippe]
1917年ロリアン工廠にて起工
1918年 4月進水
      10月14日竣工。大西洋にて哨戒任務に従事
1919年 3月〜黒海へ転属。ソビエト内戦の監視などに従事
1921年〜本国へ帰還。護衛任務などに従事
1937年 3月〜スペイン内戦に際し監視任務に従事
1939年 8月〜第二艦隊へ転属。大西洋にて哨戒任務に従事
1940年 6月18日独軍のフランス侵攻を受け、英ファルマスへ脱出
       7月 3日フランス政府が独軍へ降伏したため、英軍に捕獲され武装解除となる
1941年 4月14日ファルマスに係留中、独軍機の爆撃を受け沈没
1953年解体処分


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