潜水艦「うずしお」(初代)型

SS "Uzusio(1)" Class


うずしお型
SS「うずしお」型
スペックデータ
排水量:(基)1,850t 主機:川崎V8V24/30AMTLディーゼル×2基および
    水中航行用メインモーター1基 1軸推進
出力:水上3,400馬力、水中7,200馬力
全長: 72.0m
全幅:  9.9m
武装:
53cm魚雷発射管6門
吃水: 10.1m
最大速力:水上12kt、水中20kt
乗員定数:80名

潜水艦「うずしお」(初代)型について
 海上自衛隊が保有してきた潜水艦は水中高速を目指していたものの、依然として水上航行にも配慮した艦型をしていた。これでは水中高速を発揮するのに中途半端であったため、この点を改良し完全な水中高速型潜水艦の建造を目論むことになった。
 米海軍が水中高速型実験艦として建造した「アルバコア」[Albacore](USS AGSS-569)は涙滴(ティアドロップ)型を採用しており一定以上の結果を出したため、それ以降も米海軍は涙滴型潜水艦の建造を続けていた。その実績を見た海上自衛隊でも新型の水中高速型潜水艦を涙滴型とすることにし、昭和42年度予算で「うずしお」の建造を開始した。実は「あさしお」型建造時点でも涙滴型の船体は検討されたのであるが、時期尚早として見送られた経緯もあった。
 涙滴型なので艦尾方向へ絞り込まれたシルエットとなり、スクリュー軸はこれまでの2軸から1軸へと変更され大型のプロペラを装備した。またセイル両脇についた船舵とデジタルコンピュータ制御の三次元自動操縦装置により水中機動性は格段に向上している。
 当クラスの就役により横須賀に第4潜水隊が編成され、第1潜水隊群(呉)につづき第2潜水隊群が横須賀に置かれることになった。なお下表を見ると竣工ペースの乱れが読みとれるが、これはオイルショックの影響によるものである。
 一部の艦は第一線から退いた後練習艦として使用されたが現在は全艦とも退役している。

同型艦一覧
艦番艦名起工進水竣工除籍建造所艦名の由来
566うずしお(1)
"Uzusio(1)"
S43.9.25S45.3.11S46.1.21S62.3.24川崎神戸【渦潮】渦巻く潮の意
567まきしお(1)
"Makisio(1)"
S44.6.21S46.1.27S47.2.2S63.3.11三菱神戸【巻潮】逆巻く潮の意
568いそしお
"Isosio"
S45.7.9S47.3.18S47.11.25H4.3.25川崎神戸【磯潮】磯に寄せる潮の意
569なるしお
"Narusio"
S46.5.8S47.11.22S48.9.28H5.3.15三菱神戸【鳴潮】鳴り響く潮の意
570くろしお(2)
"Kurosio(2)"
S47.7.5S49.2.22S49.11.27H6.3.1川崎神戸【黒潮】日本海流の和名
571たかしお
"Takasio"
S48.7.6S50.6.30S51.1.30H7.7.26三菱神戸【高潮】沿岸部を襲う高波のこと
572やえしお
"Yaesio"
S50.4.14S52.5.19S53.3.7H8.8.1川崎神戸【八重潮】八重に重なる潮の意


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2015,12,29(FirstUp 2000,09,02)