掃海艦「桑栄」(そうえい)

MS(GP) "Souei"


桑栄
GP411「桑栄」
スペックデータ
排水量:(基)2,850t 主機:蒸気タービン機関×1基 1軸推進
出力:1,200馬力
全長: 99.0m
全幅: 13.8m
武装:
武装なし
吃水:  3.0m
最大速力:9.0kt
乗員定数: 75名

掃海艦「桑栄」について
 元は太平洋戦争中に建造された戦時標準船(油槽船)2TM型「桑榮丸」で日東汽船に所属していたのだが、終戦後にGHQ(連合軍総司令部)の命令により試航船(機雷原啓開のために掃海後の海域を航行し、機雷除去の確認を行う船)へ改造された。試航船は触雷しても沈没しないよう浮力を保持するため船内に小型タンクを多数設けており、また水線下となる機関室に人員が常駐しないようブリッジから機関を遠隔操作できるようになっていた。
 改造後は海上保安庁の航路啓開本部に所属して日本沿岸の掃海任務に従事していたのだが、昭和27年に保安庁(海上警備隊)へ移管されるまでは日東汽船(昭和23年に日東商船へ改組)の所属のままであった。その後昭和29年に海上自衛隊が発足すると、そのまま自衛艦籍に編入され、掃海艦「桑栄」(艦番はMS32)と改名された。昭和32年に艦種記号をGP(艦番GP411)へ変更されているが、このGPはGuinea Pigの略で実験動物(モルモット)の意味があり、体を張って安全確認を行う当艦の任務そのものを示しているものの印象は良くない艦種記号である。なお、艦名は竣工時のものから「丸」を除いただけで、通常はひらがなで命名される海上自衛隊艦艇の中でも異色の漢字名を持つ艦であった(ただし、舷側への艦名表記はひらがなで記述されている)。
 その後も掃海隊群に所属して各地の掃海任務に従事しているが、機雷啓開よりも余裕のある艦内スペースを利用して他の掃海艇の母艦機能や艇隊の司令部としての機能を果たしていたという。

同型艦一覧
艦番艦名竣工海自入籍除籍建造所艦名の由来
411桑栄
"Souei"
S20.1.10S29.7.1S38.3.18浦賀船渠漢成語。桑(畑)が栄えるの意


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