潜水艦 第71号艦

Submarine "No.71"[Dainanajyuuitigoukan]


第71号艦
「第71号艦」(1938年進水時)
スペックデータ
排水量(水上):(常)213t排水量(水中):240t全長:(全)42.80m
出力(水上):300hp出力(水中):1,800hp(+補用80hp)全幅:3.30m
最大速力(水上):13.0kt最大速力(水中):21.0kt吃水:3.15m
航続距離(水上):12.5ktで2,200浬航続距離(水中):7ktで33浬乗員数:11名
燃料搭載量:重油 16t安全潜行深度:80.0m
主機関:小型ディーゼル機関×1基+電動モーター×1基(+補用(巡航用)電動モーター×1基)、1軸推進
武装:
《魚雷3発搭載》45cm魚雷発射管3門(艦首3)

同型艦名(1隻)
第71号艦"No.71"

潜水艦 第71号艦について

 昭和13年に竣工した試作潜水艦で、南方基地防衛用として水中高速潜水艦の能力を検討するために建造された。
 この潜水艦は存在自体が最高ランクの軍事機密(「軍機」というランクで表される、国家の存亡に関する機密)とされ、その存在は国民はもちろん、軍関係者でさえ一部の者にしか知らされることはなかった。
 計画では水上機関にダイムラーベンツ社の1,200馬力エンジンを搭載する予定であったが、調達できずに国産の300馬力機関を搭載したため、充電能力が低下し最大水中速力は21.34ktにとどまったが、当時としては世界トップレベルの水中速力であった。

 実際に建造してみると構造の複雑さや航洋性の悪さから実用的ではないとされ、性能試験が終了した昭和16年に解体処分されているが、その実験結果は後に建造された水中高速型潜水艦(「潜高型」「潜高小型」)でおおいに参考となった。
 なお、存在自体が秘密だったので艦籍には登録されておらず、そのため通常の艦番号(サイズ的には三等潜水艦なので波号第何潜水艦となる)は付与されず、最後まで仮称艦番のままであった。


潜水艦 第71号艦の歴史
「第71号艦」(仮称) 
1937年12月呉工廠にて起工
1938年 8月21日竣工。同28日(29日説あり)クレーン吊り下げにより進水
〜1941年夏各種性能試験を実施
1941年夏解体処分される


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