潜水艦 イ−503

Submarine "I-503"
("Comandante Cappellini" or "UIT24")



イ−503
「イ−503潜水艦」(1944年:独潜「UIT-24」の写真)
スペックデータ
排水量(水上):(常)1,060t排水量(水中):1,313t全長:(全)73.10m
出力(水上):3,000hp出力(水中):1,300hp全幅:8.15m
最大速力(水上):17.4kt最大速力(水中):8.0kt吃水:5.12m
航続距離(水上):9.4ktで7,500浬航続距離(水中):4ktで80浬乗員数:58名
燃料搭載量:重油 108t安全潜行深度:100.0m
主機関:フィアット式ディーゼル機関×2基+CRDA製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷12発搭載》53cm魚雷発射管8門(艦首4、艦尾4)
45口径10.5cm単装砲2基

同型艦名(1隻)
イ−503"I-503"

潜水艦 イ−503について

 元は11隻が建造されたイタリア海軍航洋型潜水艦「マルチェロ」型の一隻「コマンダンテ・カッペリーニ」であるが、1943年に日本への輸送任務に従事中イタリアが降伏したためスマトラ島バンダンアチェにおいて日本海軍が接収しドイツ海軍へ譲渡した。ドイツ海軍は「UIT24」として整備を行っていたが、整備が完了する前にドイツも降伏したため日本海軍が再接収した。

 魚雷発射管数は八門と多いが搭載魚雷数は12発(16発とする資料もある)と少なく、航続距離も日独の大型潜水艦に比べ短いため、無補給で長期間にわたる遠洋での通商破壊任務には不向きな艦といわれるが、操艦性能は良く、また潜水深度も大きかったためイタリア海軍の乗員には評判が良かったと伝えられている。


潜水艦 イ−503の歴史
「イ−503」 
1938年 4月25日イタリアのオデロ・ラルニ・オルランド社にて起工
1939年 5月14日進水
       9月23日竣工。イタリア海軍潜水艦「コマンダンテ・カッペリーニ」として就役
1940年 6月〜イタリア軍参戦。地中海などで作戦に従事
      12月〜大西洋にて通商破壊任務に従事
1943年 5月11日〜極東への戦略物資輸送任務のため出港
       9月 8日イタリアが連合軍へ降伏したため、当艦はスマトラにて日本海軍に接収される
       9月10日シンガポールにてドイツ軍へ譲渡。「UIT24」と改名
1945年 5月ドイツ降伏のため日本海軍が再接収
       7月15日日本海軍籍に編入。「伊号第五百三潜水艦(イ−503)」と改名
       8月15日呉にて終戦を迎え、後に米軍に接収される
      11月30日除籍。翌年4月紀伊水道で海没処分される


潜水艦 イ−504

Submarine "I-504"
("Luigi Torelli" or "UIT25")



ルイジ・トレリ
伊潜「ルイジ・トレリ」(1940年頃)
スペックデータ
排水量(水上):(常)1,191t排水量(水中):1,489t全長:(全)76.5m
出力(水上):3,600hp出力(水中):1,500hp全幅:6.82m
最大速力(水上):18.0kt最大速力(水中):8.0kt吃水:4.72m
航続距離(水上):8ktで10,550浬航続距離(水中):3ktで110浬乗員数:57名
燃料搭載量:重油 118t安全潜行深度:100.0m
主機関:CRDA式ディーゼル機関×2基+Marelli製電動モーター×2基、2軸推進
武装:
《魚雷12発搭載》53cm魚雷発射管8門(艦首4、艦尾4)、
47口径10cm単装砲1基、13mm機銃4基

同型艦名(1隻)
イ−504"I-504"

潜水艦 イ−504について

 元はイタリア海軍の航洋型潜水艦「マルチェロ」型の改良型である「グリエルモ・マルコーニ」型の一隻「ルイジ・トレリ」であるが、「イ−503」と同様1943年のイタリア降伏時にシンガポール来航中であったため、日本海軍が接収しドイツ海軍へ譲渡した。ドイツ海軍は「UIT25」として整備を行っていたが、ドイツ降伏のため日本海軍が再接収を行っている。

 「グリエルモ・マルコーニ」型は全部で六隻が建造されているが、イタリア降伏まで生き残っていたのは当艦一隻だけで、その他の艦はすべて戦没している。


潜水艦 イ−504の歴史
「イ−504」 
1939年 2月15日イタリアのオデロ・ラルニ・オルランド社にて起工
1940年 1月 6日進水
       5月15日竣工。イタリア海軍潜水艦「ルイジ・トレリ」として就役
       9月〜習熟訓練の後、大西洋などで作戦に従事
1943年 3月14日〜極東への戦略物資輸送任務のため出港
       9月 8日イタリアが連合軍へ降伏したため、日本海軍に接収される
       9月10日シンガポールにてドイツ軍へ譲渡。「UIT25」と改名
1945年 5月ドイツ降伏のため日本海軍が再接収
       7月15日日本海軍籍に編入。「伊号第五百四潜水艦(イ−504)」と改名
       8月15日呉にて終戦を迎える。後に米軍に接収される
      11月30日除籍。翌年4月紀伊水道で海没処分される


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