給油艦 志自岐

Replenishment Oiler "Siziki"


志自岐
給油艦「志自岐」(1916年)
スペックデータ
排水量:(常)5,367t ボイラー:艦本式罐・石炭専焼×4基 燃料搭載量:石炭 345t
全長:91.44m
全幅:12.80m 主機:直立型往復動蒸気機関(3気筒3段膨張式)×1基、1軸推進
吃水:6.14m
出力:2,500hp
武装:
40口径7.6cm単装砲2基
(ただし平時には搭載しない)
最大速力:12.0kt
航続距離:不明
乗員定数:116名

同型艦名(1隻)
志自岐"Siziki"

給油艦 志自岐について
 給油艦とは特務艦に分類される艦で、海軍で使用されるタンカーのことである。明治の末から民間船舶会社が建造した数隻のタンカーを海軍用として運用し外地からの重油輸送に使用していたが、第一次大戦の勃発に伴い外国籍船を使用できなくなり、また国内の船舶も英国等へ売却されたためにタンカー不足が著しい状態となってしまった。
 そこで八八艦隊計画では増大する主力艦艇に併せて給油艦も多数建造されることになったのであるが、その計画に先立って建造されたのがこの給油艦「志自岐」である。
 全長100メートルたらずの中型タンカーで基本的には普通の商用タンカーと変わりないが、甲板上にデリックを持っているため一般貨物も甲板上に搭載することが可能となっており、重油以外の物資輸送にも使用できるようになっていた。だが竣工後三年程経った大正8年(1919年)に台風のため座礁事故をおこしてしまい、船体は放棄されたので現役期間は短い。
 計画段階には艦名を「志自岐丸」と予定されていたが、起工直前の大正4年(1915年)8月23日に「志自岐」と改名されている(特務艦への類別に際して改名したとの説もある)。

給油艦 志自岐の歴史
「志自岐」「志自岐」=長崎県平戸島南端にある志々岐埼から取った名称
大正ごろの水路図には「志自岐」と記載されていた
1915年11月26日呉工廠にて起工
1916年 3月15日進水
       5月15日竣工
       7月 2日船川湾にて荒天のため座礁。同月17日離礁
1919年 8月15日種子島南方にて座礁。船体は放棄される
1920年 4月 1日特務船から特務艦へ類別変更(ただし船体は放棄されたままである)
       6月 1日除籍。1924年6月25日管理権放棄


検索画面に戻るときはブラウザの「戻る」等の機能を使用してください。 LAST UPDATE 2015,09,27(First Up 1999,09,20)