給油艦 野間(初代)

Replenishment Oiler "Noma(1)"


野間
給油艦「野間」(1920年)
スペックデータ
排水量:(常)11,680t ボイラー:円罐・石炭重油混焼×3基 燃料搭載量:石炭1530t
       重油 790t
全長:121.92m
全幅:15.85m 主機:直立型往復動蒸気機関(3気筒3段膨張式)×1基、1軸推進
吃水:7.81m
出力:3,000hp
武装:
50口径14cm単装砲1基、40口径7.6cm単装高角砲2基
最大速力:12.6kt
航続距離:不明
乗員定数:149名

同型艦名(1隻)
野間(初代)"Noma(1)"

給油艦 野間(初代)について
 日本海軍最初の給油艦「志自岐」が就役後三年で座礁してしまったため、その穴を埋めるために英国より購入された艦。当時第一次大戦の最中だったので英国では「ウォー」[War]型戦時標準タンカーを量産しており、当艦はその中の一隻「ウォー・ワージャー(ヴァージャー)」[War Wazir]を建造中に買収したものである。
 戦時急造艦のため低速力であり、またボイラーに異常が発見されたことや、その後まもなく国産の大型給油艦「能登呂」型が完成したことから大正末期以降は予備艦として呉に係留され、実際に海軍で活動したのは数年間にすぎなかった。
 除籍後は飯野商事に払い下げられ、大改装の後「日本丸」と命名され北米からの重油輸送に活躍したが、昭和8年にロサンゼルス沖にて座礁沈没。民間船としての現役期間も短かった。

給油艦 野間(初代)の歴史
「野間」(初代)「野間」=鹿児島県野間半島西端の野間岬から取った名称
1918年英ロバート・ダンカン社グラスゴー造船所にて起工
1919年 1月29日進水
       5月日本海軍が購入。同月24日艦名を「野間」と命名
       5月28日竣工。同年8月6日呉に到着
1920年 4月 1日特務船から特務艦へ類別変更
 北米およびボルネオと日本本土間の重油輸送に従事
1923年頃〜機関の異常が発見される。その後は予備艦として呉に係留される
1928年 4月 1日除籍。「廃艦第4号」と改名
1929年 3月25日飯野商事(後の飯野海運)へ 払い下げられ、播磨造船にて大改修を受ける
 「日本丸」と改名し、主に北米航路で重油輸送に従事
1933年 5月28日ロサンゼルス沖にて荒天のため座礁、浸水のため沈没


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