通報艦 最上(初代)

Scout Ship "Mogami(1)"


最上
通報艦「最上」(1908年)
スペックデータ
排水量:(常)1,350t ボイラー:宮原罐・石炭重油混焼×6基 燃料搭載量:石炭 352t
        重油 68.5t
全長:91.44m
全幅:9.63m 主機:パーソンス式直結型タービン×1基、3軸推進
吃水:2.97m
出力:8,000hp
武装:
50口径12cm単装砲2基、40口径7.6cm単装砲4基、
45cm魚雷発射管2門
最大速力:23.0kt
航続距離:不明
乗員定数:134名

同型艦名(1隻)
最上(初代)"Mogami(1)"

通報艦 最上(初代)について
 この「最上」は日露戦争終戦後に建造された通報艦であるが、当時すでに無線電信が実用化されており通報艦自体の存在意義が薄くなりつつあった。実際に日露戦争でも無電が使用され、日本海海戦緒戦でのバルチック艦隊発見通報は世界初の海戦における無電通信として伝えられている。
 そんな時代にも関わらず、日本海軍が通報艦として「最上」を竣工させたのは通報艦としての役割より海外警備に用いる艦艇として、また戦時においては小型巡洋艦としての役割に重点を置いてのことであった。しかも「最上」はタービン機関の実験艦という非常に重要な使命も帯びており、同時期に建造されたレシプロ機関を搭載する「淀」との比較の意味もあった。そのため「最上」は日本海軍初のタービン機関搭載艦として竣工したが、初のター ビン機関と言うこともあってか故障が多く「淀」より早く廃艦とされてしまっている。

通報艦 最上(初代)の歴史
「最上」(初代)「最上」=山形・福島県境の吾妻山に源を発し庄内平野を流れる最上川から
取った名称。流長217km。昔は重要な輸送路として使用された
1907年 3月 3日三菱長崎にて起工
1908年 3月25日進水
       9月16日竣工
1909年〜朝鮮方面にて警備任務に従事
1912年 8月28日一等砲艦に類別
1914年〜第一次大戦に参加。青島攻略作戦に従事
1916年〜特務艦隊に編入されシンガポール方面にて作戦行動
1918年〜シベリア出兵に際して沿海州方面にて作戦行動
1928年 4月 1日除籍
       7月 6日「廃艦第3号」と改名
1929年 1月31日廃船。後に売却処分


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