第2号型(丁型) 海防艦

"No.2" Class Escort Vessels (Type"Tei")


第22号海防艦
海防艦「第22号」(1944年)
スペックデータ
排水量:(公)900t ボイラー:ホ号艦本式罐・重油専焼×2基 燃料搭載量:重油 240t
全長:65.00m
全幅:8.60m 主機:艦本式オールギヤードタービン×1基、1軸推進
吃水:3.05m
出力:2,500hp
武装:
45口径12cm単装高角砲2基、25mm3連装機銃2基、
爆雷120個搭載(投射機12、投下軌条1)
最大速力:17.5kt
航続距離:14ktで4500浬
乗員定数:141名

同型艦名(68隻)
第2号"No.2"第4号"No.4"第6号"No.6"第8号"No.8"第10号"No.10"
第12号"No.12"第14号"No.14"第16号"No.16"第18号"No.18"第20号"No.20"
第22号"No.22"第24号"No.24"第26号"No.26"第28号"No.28"第30号"No.30"
第32号"No.32"第34号"No.34"第36号"No.36"第38号"No.38"第40号"No.40"
第42号"No.42"第44号"No.44"第46号"No.46"第48号"No.48"第50号"No.50"
第52号"No.52"第54号"No.54"第56号"No.56"第58号"No.58"第60号"No.60"
第62号"No.62"第64号"No.64"第66号"No.66"第68号"No.68"第72号"No.72"
第74号"No.74"第76号"No.76"第78号"No.78"第82号"No.82"第84号"No.84"
第102号"No.102"第104号"No.104"第106号"No.106"第112号"No.112"第116号"No.116"
第118号"No.118"第124号"No.124"第126号"No.126"第130号"No.130"第132号"No.132"
第134号"No.134"第138号"No.138"第142号"No.142"第144号"No.144"第150号"No.150"
第154号"No.154"第156号"No.156"第158号"No.158"第160号"No.160"第186号"No.186"
第190号"No.190"第192号"No.192"第194号"No.194"第196号"No.196"第198号"No.198"
第200号"No.200"第202号"No.202"第204号"No.204"  

第2号型(丁型)海防艦について
 昭和18年(1943年)に出された軍令部の量産型海防艦建造要求に基づき「丙型」型と同時に建造された海防艦。各種資料では「丙型」に対して「丁型」と総称されているが、「丙型」と同様、海軍では計画時点のみに使用された呼称である。
 船体設計は「丙型」とほぼ同じであるが、機関は「丙型」のディーゼルとは異なり通常の蒸気タービンを使用している。これはディーゼルエンジンの生産能力が不足していたため、機関の生産が間に合わず戦時標準船のタービンを利用した苦肉の策であった。通常日本海軍の戦闘艦は複数の主機を搭載して複数の推進軸を装備していたが、この「丁型」型は主機が1基であったため日本海軍で初めての1軸推進の戦闘艦となっている。
 蒸気タービン艦のためディーゼルの「丙型」型に比べると燃料消費が大きく、多量の燃料を搭載する必要があったので船体を若干延長して搭載燃料の増加を図っているが、それでも航続距離は短くなっている。  計画では143隻の大量建造が予定されていたが、終戦までに竣工したのは63隻(ほかに終戦後に復員船として4隻が竣工)であった。

注意!「この型は同型艦が多いため他のページとは年表の形が異なります。年月日は総て西暦表示です。」
第2号型(丁型)海防艦の歴史
艦番竣工造船所沈没場所・沈没原因除籍備考
'44. 2.28横須賀工廠'45. 7.30舞鶴港にて敵機の攻撃により着底
舞鶴にて終戦を迎える
'45. 9.20後に解体処分される
'44. 3. 7横須賀工廠'45. 7.28横須賀にて敵機の攻撃による'45. 9.15 
'44. 3.15横須賀工廠'45. 8.13北海道日高沖にて敵潜水艦の雷撃による'45. 9.15 
'44. 2.29三菱長崎 北海道にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.16英国へ引き渡し
10'44. 2.29三菱長崎'44. 9.27奄美大島付近にて米潜水艦「プレイス」
雷撃による
'44.11.10 
12'44. 3.22横須賀工廠 舞鶴にて終戦を迎える'45.11.30復員船として使用される
'47.9.5米国へ引き渡し
14'44. 3.27横須賀工廠 七尾にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.6中国へ引き渡し
(国府軍に編入されず)
'49.4中共軍が鹵獲「武
昌」[Wu-Chang]と改名
'80年代退役
16'44. 3.31横須賀工廠 北海道にて終戦を迎える'45.11.30復員船として使用される
'47.8.14英国へ引き渡し
18'44. 3. 8三菱長崎'45. 3.29仏印東方にて敵機の攻撃による'45. 5.25 
20'44. 3.11三菱長崎'44.12.29ルソン西岸にて敵機の攻撃による'45. 5.25 
22'44. 3.24三菱長崎 七尾にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.9.5米国へ引き渡し
24'44. 3.28三菱長崎'44. 6.28硫黄島南岸にて米潜水艦「アーチャー
フィッシュ」
の雷撃による
'44. 8.10 
26'44. 5.31三菱長崎 七尾にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.9.6米国へ引き渡し
28'44. 5.31三菱長崎'44.12.24ルソン西岸にて敵潜水艦の雷撃による'45. 2.10 
30'44. 6.26三菱長崎'45. 7.28由良内にて敵機の攻撃による'45. 9.15 
32'44. 6.30三菱長崎 北海道にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.16英国へ引き渡し
34'44. 8.25石川島造船 対馬海峡にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.5ソ連へ引き渡し
36'44.10.21藤永田造船 大湊にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.19米国へ引き渡し
38'44. 8.10川崎神戸'44.11.15マニラ西方にて米潜水艦「ハードヘッド」
雷撃による
'45. 1.10 
40'44.12.22藤永田造船 大湊にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47,8,29中国へ引き渡し
「成安」[Cheng-An]と改
名、'49年台湾に脱出
'58年頃退役
42'44. 8.25三菱長崎'45. 1.10沖縄西方にて米潜水艦「パファー」
雷撃による
'45. 3.10 
44'44. 8.31三菱長崎 佐世保にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.5米国へ引き渡し
46'44. 8.29川崎神戸 朝鮮半島木浦にて終戦を迎える
'45.8.17朝鮮半島沖で触雷、沈没
'45. 9.15 
48'45. 3.13藤永田造船 呉にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'478.28ソ連に引き渡し
50'44.10.13石川島造船 '45.5.1和歌山県沖で米潜水艦「セニット」
雷撃により艦尾切断。大阪にて終戦を迎える
'45.11.20後に解体処分される
52'44. 9.25三菱長崎 北海道にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.29ソ連へ引き渡し
54'44. 9.30三菱長崎'44.12.15ルソン北方にて敵機の攻撃による'45. 2.10 
56'44. 9.27川崎神戸'45. 2.27御蔵島東方にて米潜水艦「ボゥフィン」
雷撃による
'45. 5.25 
58 藤永田造船 建造中に終戦。'46.4.8復員船として竣工 復員船として使用される
'47.7.31米国へ引き渡し
60'44.11. 9川崎神戸 西鮮にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.8.14英国へ引き渡し
62 日立向島 '45.3月進水後建造中止。呉へ回航して
輸送船へ改装予定だったが原因不明
の浸水により沈没
 後に引上解体される
64'44.10.15三菱長崎'44.12. 3海南島東方にて米潜水艦「パイプフィッシュ」
の雷撃による
'45. 2.10 
66'44.10.29三菱長崎'45. 3.13海南島東方にて敵機の攻撃による'45. 5.10 
68'44.10.20川崎神戸'45. 3.24東シナ海にて敵機の攻撃による'45. 5.10 
72'44.11.25石川島造船'45. 7. 1鎮南浦付近にて米潜水艦「ハッド」の雷撃
による
'45. 8.10 
74'44.12.10三菱長崎'45. 7.14室蘭港にて敵機の攻撃による'45. 9.15 
76'44.12.23三菱長崎 西鮮にて終戦を迎える'45.11. 3掃海作業に使用される
'47.8.28ソ連へ引き渡し
78 川崎泉州 建造中に終戦。'46.4.4復員船として竣工 復員船として使用される
'47.7.29ソ連へ引き渡し
82'44.12.31三菱長崎'45. 8.10北鮮東方にて敵機の攻撃による'45. 9.15 
84'44.12.31三菱長崎'45. 3.29仏印東方にて米潜水艦「ハンマーヘッド」
の雷撃による
'45. 5.10 
102'45. 1.20三菱長崎 対馬海峡にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.8.28ソ連へ引き渡し
104'45. 1.31三菱長崎 対馬海峡にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.8.28中国へ引き渡し
「泰安」[Tai-An]と改
名、'49年台湾に脱出
'58年頃退役
106'45. 1.13石川島造船 西鮮にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.5米国へ引き渡し
112'44.10.24川崎泉州'45. 7.18宗谷海峡にて米潜水艦「バーブ」
雷撃による
'45. 9.15 
116 石川島造船 建造中に終戦。'45.11.28復員船として竣工 復員船として使用される
'46.3.25座礁して放棄
118'44.12.27川崎泉州 佐世保にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.31中国へ引き渡し
(国府軍に編入されず)
'49.4中共軍が鹵獲「長
沙」[Chang-Sha]と改名
'80年代退役
124'25. 2. 9川崎泉州 '45.4.10山口県沖にて触雷中破
佐世保にて終戦を迎える
'45.11.30後に解体処分される
126'45. 3.26川崎泉州 呉にて終戦を迎える'45.11. 5復員船として使用される
'47.8.14英国へ引き渡し
130'44. 8.12川崎泉州'45. 3.30仏印東方にて敵機の攻撃による'45. 5.10 
132'44. 9. 7播磨造船 北鮮にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
後に解体処分される
134'44. 9. 7播磨造船'45. 4. 6廣門南方にて敵機の攻撃による'45. 5.10 
138'44.10.23播磨造船'45. 1. 2ルソン島西岸にて敵機の攻撃による'45. 3.10 
142 川崎泉州 建造中に終戦。'46.4.7復員船として竣工 復員船として使用される
'47.7.29ソ連へ引き渡し
144'44.11.23播磨造船'45. 2. 2マレー東方にて米潜水艦「ベスゴー」
雷撃による
'45. 4.10 
150'44.12.24播磨造船 舞鶴にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.4米国へ引き渡し
154'45. 2. 7播磨造船 対馬海峡にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.9.10英国へ引き渡し
156'45. 3. 8播磨造船 北鮮にて終戦を迎える'45.11.30掃海作業に使用される
'47.9.4英国へ引き渡し
158'45. 4.13播磨造船 北海道にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.25米国へ引き渡し
160'45. 8.16播磨造船 播磨にて終戦を迎える。終戦の翌日に竣工 復員船として使用される
'47.9.8英国へ引き渡し
186'45. 2.15三菱長崎'45. 4. 2奄美大島近海にて敵機の攻撃による'45. 5.25 
190'45. 2.21三菱長崎 '45.7.28和歌山県由良にて敵機の攻撃に
より中破。大阪にて終戦を迎える
'45.11.30後に解体処分される
192'45. 2.28三菱長崎 対馬海峡にて終戦を迎える'45.10.25復員船として使用される
'47.7.31中国へ引き渡し
「同安」[Tong-An]と改
名、'49年台湾に脱出
'52年頃退役
194'45. 3.15三菱長崎 対馬海峡にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.6中国へ引き渡し
「威海」[Wei-Hai]と改名
'49.4中共軍が鹵獲「済
南」[Jii-Nan]と改名
'80年代退役
196'45. 3.31三菱長崎 北海道にて終戦を迎える'45.11.30復員船として使用される
'47.7.5ソ連へ引き渡し
198'45. 3.31三菱長崎 対馬海峡にて終戦を迎える'45.10. 5復員船として使用される
'47.7.31中国へ引き渡し
(国府軍に編入されず)
'49.4中共軍が鹵獲「西
安」[Xi-An]と改名
'80年代退役
200'45. 4.20三菱長崎 '45.5.6宮津港にて敵機の攻撃により大破
舞鶴にて終戦を迎える
'45.11.30後に解体処分される
202'45. 7. 7三菱長崎 機関故障のため佐世保回航中に終戦を
迎える
'45.11.30後に解体処分される
204'45. 7.11三菱長崎 舞鶴にて終戦を迎える'45.11.20終戦後機関部の爆発
事故のため航行不能
後に解体処分される


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