帝国海軍の命名基準
日本帝国海軍の命名基準です。なお区分は太平洋戦争終結時の最終のものです。
海軍艦船の命名基準について
- 海軍が出来てしばらくの間は、海軍省で考えた艦名を天皇に決定してもらっていたが、軍艦の数が
増えるにしたがって、処理も増加したので1921年からは海軍大臣が決定し、天皇に報告する形
になっていった。また、草創期には艦種による命名基準は無かったが、昭和初期からは艦種によって
命名基準が決まり、それに従って命名することになった。ただし、艦種が計画段階や建造段階で変
更になっても最初に命名された艦名を引継ぐ場合が多かったので、基準にあてはまらない艦も存在
した(例:戦艦「加賀」→空母「加賀」等)。艦種ごとの命名基準については以下のとおり。
- 戦艦
- 昔の国の名前から取った。または日本国を指す美称などから取った場合もある。例:「大和」「長門」「摂津」「扶桑」など
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- 航空母艦
- 鳥や龍など空を飛ぶものに関連する合成語を使用した。例:「鳳翔」「飛龍」「翔鶴」など
- また、1944年以降は空母の量産が計画されたため、山の名前を追加した。例:「雲龍」「葛城」など
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- 巡洋艦
- 一等巡洋艦(重巡洋艦)は山の名前、二等巡洋艦(軽巡洋艦)は川の名前から取った。
- 例:重巡洋艦「高雄」「妙高」「青葉」など、軽巡洋艦「川内」「天龍」「阿賀野」など
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- 水上機母艦・潜水母艦
- 漢成語を使用した。ただし潜水母艦については「鯨」の文字を名称に含んだ。なお他艦種からの改装の場合は旧艦名を引き継いだ場合もある。
- 例:水上機母艦「瑞穂」「日進」、潜水母艦「長鯨」「迅鯨」
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- 敷設艦
- 島名や海峡名から取った。また漢成語を使用する場合もあった。例:「沖島」「津軽」「白鷹」など
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- 駆逐艦
- 一等駆逐艦は天候や気象、季節に関する用語、二等駆逐艦は草木の名前から取った。
- 例:一等駆逐艦「吹雪」「初春」「陽炎」など、二等駆逐艦「松」「桃」「樺」など
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- 潜水艦
- 大型は伊号・中型は呂号・小型は波号とし、それぞれに番号をつけ名前とした。
- 例:「イ15号」「ロ35号」「ハ201号」など
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- 砲艦
- 名所旧跡の名前から取った。例:「熱海」「宇治」など
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- 海防艦
- 甲型は島の名前から取った。丙・丁型は番号をつけ名前とした。なお旧式化した戦艦等で海防艦に類別変えとなったものは旧艦名をそのまま使用していた。
- 例:甲型「占守」「択捉」など、丙型は奇数番号・丁型は偶数番号「第8号海防艦」など
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- 輸送艦
- 海峡名や岬の名称から取った。例:「襟裳」「鶴見」「鳴戸」など
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- 水雷艇
- 鳥の名前から取った。例:「千鳥」「鴻」「鷺」など
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- 掃海艇・駆潜艇・哨戒艇
- 建造計画順に番号を付けた。例「第1号敷設艇」「第3号駆潜艇」など