M24チャーフィー軽戦車

Light Tank M24 "Chaffee"

米国陸軍 1944年

M24
大戦末期のフランス戦線におけるM24

 大戦初期に英軍への供与が行われ北アフリカ戦線に投入された M2M3軽戦車の戦訓を検討した米軍は、 将来の軽戦車には強力な火力と厚い装甲が必要となるであろうと結論を出し、75mm戦車砲を搭載す る新型軽戦車の研究を開始した。1941年後半から57mm砲を搭載するT7軽戦車試作車も開発さ れていたが、これは重量が当初の目論見より倍近く増加してしまった(後にM7中戦車として制式 化されたが実戦には参加しなかった)ので、この失敗を元にキャデラック社と陸軍で開発を始めた のがT24軽戦車である。
 艦船攻撃用としてB−25Gに 搭載されていた75mm砲(T13E1、制式化後はM6と呼ばれる)を主砲に採用し、車体レイアウトはM7 中戦車のものを流用、エンジンや操向変速機などの駆動系は M5軽戦車のものを流用しており、重 量増加を防ぐため装甲は厚くせず、かわりに避弾径始を高めたデザインの外装が採用されている。 また米国軽戦車として初めてサスペンションにトーションバーが使用された。
 1943年10月に完成した試作車(試作車完成に先立ち同年7月にM24軽戦車として制式採 用されている)の試験結果は良好だったので早速1,000両(後に5,000両まで増加した。 最終的に生産されたのは4,070両)の生産契約が締結されている。大戦末期のヨーロッパ戦線 (フランスやイタリア)に投入され、軽戦車大隊や機械化騎兵偵察大隊の主力戦車として任務に従 事した。また英国へも少数が供与されており、英軍は米国機甲部隊の創設者であるA・R・チャー フィー大将の名を取って「チャーフィー」軽戦車と呼んでいた。

スペックデータ(M24)
全長 5.49m全高 2.46m
全幅 2.85m重量17.6トン
最高速度55km/h行動距離160km
発動機キャデラック44T24水冷V型8気筒ガソリンエンジン 110馬力×2基
乗員数5名総生産数4,070両
武装M6-75mm戦車砲×1、M1919A4-7.62mm機銃×2、M2-12.7mm機銃×1
最大装甲厚(上面)10mm〜(前面)38mm
派生改良型 T24:試作段階での名称
M24:制式名称。最初の1,000両は限定制式の生産発注だった
Chaffee:英国へ供与された車両の英軍名称