M22ローカスト軽戦車(空挺)

Light Tank (Airbone) M22 "Locust"

米国陸軍 1942年

M22
初期生産型のM22(T9E1)

 1941年初頭に米国陸軍が要求した空挺作戦用戦車として開発された車両。GM社とマーモン・ ヘリントン社、ウォルター・クリスティーなどが開発案を提示し、マーモン・ヘリントン社案が選定 された。
 T9と名付けられた試作車両は同年秋に完成、 M5軽戦車と同様のM6戦車砲を装 備しエンジンはライカミング製のものを搭載していた。何度かの試験を経て改良が加えられたT9E 1は航空機につり下げることも考慮して砲塔が簡単に取り外せるようになっていた。
 米軍では制式採用前に生産発注を行い、500両(後に1,400両が追加されたが終戦のため8 30両で生産は終了した)の量産に着手したが米軍では当車を搭載できる大型輸送航空機(輸送グラ イダーを含む)の開発が後回しにされたため当車を作戦に投入できなかった。しかし英軍は大型グラ イダーであるGAL49ハミルカーを 保有していたため、供与された車両を1945年3月のライン川渡河作戦に投入している。
 ちなみに1944年9月にようやく制式採用(準制式であったが)されており、軽戦車(空挺) M22の名称が付与されている。

スペックデータ(M22)
全長 3.93m全高 1.75m
全幅 2.23m重量 7.3トン
最高速度56.3km/h行動距離180km
発動機ライカミング空冷水平対向6気筒ガソリンエンジン 162馬力×1基
乗員数3名総生産数830両
武装M6-37mm戦車砲×1、M1919A4-7.62mm機銃×1
最大装甲厚(上面)19mm〜(前面)25mm
派生改良型 T9:最初の試作車。従前の軽戦車に比べ懸架装置などが改良されている
T9E1:T9試作車の改良型。この車両が量産化された
M22:T9E1の制式化後の名称。限定制式であった
Locust:英国へ供与された車両の英軍呼称