M36ジャクソン対戦車自走砲

90mm Gun Moter Carriage M36 "Jackson"

米国陸軍 1944年

M36
ヨーロッパ戦線におけるM36

 M10対戦車自走砲に搭載し た3インチ砲ではドイツ軍重戦車に対抗することが難しかったため開発された戦車駆逐車。90mm高 射砲を車載型に改良した主砲を搭載しているが、車体などはM10に準じている。試作段階では砲 塔もM10と同じものが使われていたが、試験の結果不具合があったので砲塔は新設計された。砲 塔は動力旋回式となり、オープントップではあまりに危険だったので天蓋が付けられている。
 44年8月からヨーロッパ戦線に投入されたが、 M26重戦車と同じ90mm砲は遠距 離からドイツ軍重戦車に対抗できる米軍唯一の戦車砲であり、M26の完成が遅れたため欧州戦線 で当対戦車自走砲は非常に重宝された。

スペックデータ(M36)
全長 6.14m全高 2.71m
全幅 3.04m重量28.1トン
最高速度48km/h行動距離240km
発動機フォードGAA水冷V型8気筒ガソリンエンジン 500馬力×1基
乗員数5名総生産数2,324両(M10からの改造含む)
武装M3-90mm戦車砲×1、M2-12.7mm機銃×1
最大装甲厚(上面)10mm〜(前面)50mm
派生改良型 T71:試作車。M10A1に新設計の砲塔を搭載したもの
M36:量産型。試作車T71に準じる。M10A1から改造されたものもある
M36B1:M4A3中戦車の車体にM36の砲塔を搭載したモデル
M36B2:M36に似るが、車体はM10のものを使用したモデル