T−40水陸両用軽戦車

Light Land and Water Tank T-40

ソビエト赤軍 1940年

T-40
T−40A水陸両用軽戦車

 英国から輸入した カーデンロイドMk.VI豆戦車を 元にしたT−27軽戦車やカーデンロイドA4E11水陸両用戦車が元となっているT−37水陸両用軽戦車の 後継として開発された車両。航空機用20mm機関砲を装備したT−30試作水陸両用軽戦車を改良したもので、 自動車用部品を可能な限り流用したことで生産を容易にしている(この反対を行ってしまったのが T−50軽戦車で、構造が極端に複雑だった ために生産数が限られた)。
 車体内部に浮力タンクを内蔵していたので他国の通常戦車を改造した水陸両用戦車(試作車含む)のよう に外付けのフロートを装備する必要は無かったが、水に浮かせるため極限まで軽量化されたので装甲は薄く、 せいぜいが破片よけ程度の強度しかなかった。車体後部にはスクリューが装備されており、水上ではこのス クリューを使用して推進した。
 なお、ソビエト製軽戦車として初めてトーションバー式サスペンションを採用したのも当車である。

スペックデータ(T−40A)
全長 4.27m全高 1.98m
全幅 2.33m重量 6.2トン
最高速度(陸上)42km/h、(水上)約5km/h行動距離不明
発動機GAZ 水冷直列6気筒ガソリンエンジン 85馬力×1基
乗員数2名総生産数不明
武装12.7mm機銃または20mm機関砲×1、7.62mm機銃×1
最大装甲厚(上面)6mm〜(前面)14mm
派生改良型 T-40:初期生産型。車体前部が角張っている
T-40A:折り畳み式トリムベーンを装備、車体前部を滑らかにした改良型
T-40S:T-40Aから水上走行装備(トリムベーンとスクリュー)を撤去したモデル