SU−122自走砲

122mm Self-Peopelled Howitzer SU-122

ソビエト赤軍 1942年

SU-122
雪中迷彩が施されたSU−122自走砲

 ソビエトはドイツ軍突撃砲の影響を受け固定砲を搭載した自走砲の開発を開始、軽戦車の車台を 利用したSU−76とは別に T−34中戦車の車台を利用した自走砲 として開発されたのが、このSU−122である。
 1942年にウラル重機械工場にて開発が開始された試作車はSU−35と呼ばれ、同年末に試作車 が完成、さっそく制式採用車両として製造が開始(制式化に際してSU−122と名称が変更されてい る)、翌年早々には量産車がレニングラード戦線に登場するという驚異的なスピードで戦場へ投入され た。
 砲の駐退機までをカバーで覆ったため防盾部が巨大となっており力強い印象を与える車両で、部隊で はSU−76と共に方面軍直轄の自走砲連隊を構成し、歩兵部隊の直接支援任務に従事した。しかし、 装甲が貧弱なSU−76とでは共同作戦を行うことが難しかったため、後に当自走砲のみで構成された 自走砲連隊に改編されている。
 T−34譲りの優れた防御力を持っていたので前線で任務に就くことが多かった当自走砲だが、43 年半ばになってドイツ軍が防御力の高い戦車を戦線へ投入するようになってくると、122mm榴弾砲では 対戦車戦闘に向かないことが判明、85mm戦車砲を搭載した SU−85対戦車自走砲へ生産ライン はシフトしていくことになった。

スペックデータ(SU−122)
全長 6.95m全高 2.32m
全幅 3.00m重量30.9トン
最高速度55km/h行動距離300km
発動機V-2 水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 500馬力×1基
乗員数5名総生産数1,148両
武装M-30S 122mm榴弾砲×1
最大装甲厚(上面)不明〜(前面)45mm
派生改良型 SU-122(初期型):防盾部が曲面板となっているモデル
SU-122(後期型):防盾部をSU-85同様のボールマウント式に改めたモデル
SU-122P:搭載砲を長砲身122mm戦車砲に変更した駆逐戦車型。計画のみ