JS(IS)−2重戦車

Heavy Tank JS-2

ソビエト赤軍 1943年

JS-2
JS−2m(1944年型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 コンバット・タンク・コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
IS−2
第45号(2014.03.04)
「IS−2m」1945年


 スターリンの名を冠した戦車JS(キリル文字ではIS)−1重戦車を完成させたソビエト赤軍だったが、鹵獲したティーガー戦車を調査した結果85ミリ砲では威力不足であるとして、更に大口径の100ミリ砲や122ミリ砲を搭載したJS−1が試作されることになった。
 しかしJS−1の生産は少数で終わり、制式採用後半年も経たずにに発展改良型であるJS−2が完成、こちらへ生産は移行していった。初期に生産されたJS−2は122ミリ砲を搭載したJS−1(JS−122)とあまり変化のない車両で、車体前面の操縦士用バイザーが薄かったためここをドイツ軍の対戦車ライフルに狙われるという欠陥があった。そこで後期型はこの欠点を解消した車体に閉鎖機を改良した新型砲を搭載したJS−2mへと進化した。
 1943年末から量産が開始、完成した車両は独立重戦車旅団へ配備され必要に応じてT−34中戦車旅団へ貸し出される形で対重戦車戦闘や防御陣地突破などの任務に従事している。
 戦後もしばらくはIS戦車の開発が続けられたが、1950年代後半になってスターリン批判が始まるとソ連重戦車からISの名は消えていった。

スペックデータ(JS−2m:1944年型)
全長 9.90m全高 2.73m
全幅 3.09m重量46.0トン
最高速度37km/h行動距離240km
発動機V-2-JS 水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 513馬力×1基
乗員数4名総生産数約3,400両
武装D-25T 122mm戦車砲×1、DShk 12.7mm機銃×1、7.62mm機銃×3
最大装甲厚(上面)30mm〜(前面)160mm
派生改良型 JS-2:1943年型。初期生産型、D-5T戦車砲を搭載
JS-2m:1944年型。車体防弾と主砲閉鎖機を改良したモデル。対空機銃として12.7mm機銃を装備