軽戦車Mk.VI

Light Tank Mk.6

英国陸軍 1936年

Mk.VI
Mk.VI軽戦車

 カーデン・ロイド装甲車をベース にした軽戦車を続いて開発していた英国陸軍であったが、第二次大戦で主に使用されたものは、この 最終形態であるMk.VIであった。それまでのMk.IからMk.Vまでは少数 が生産された試作車的なものであったが、このMk.VIは初めて量産化された車両である。
 2名乗りの機関銃運搬車に機関銃を装備した砲塔を搭載することで防御力を高めており、高い機動性 と小回りの利く車体は重宝され、第二次大戦勃発までに約1000台が部隊配備を終えていた。しかし 本来であれば偵察などの任務に就くはずだった当車は、巡航戦車の生産の遅れから対装甲車両戦闘にも 参加する事になり、フランスや北アフリカなどで対ドイツ軍との戦闘に際し非常に大きな損害を蒙るこ とになってしまった。
 後に米国からM3スチュアート軽戦車が 供与されるようになると、当車の活躍の場は取って替わられるようになり、次第に部隊から引き揚げら れてしまっている。

スペックデータ(Mk.VI軽戦車)
全長 4.01m全高 2.26m
全幅 2.08m重量 4.80トン
最高速度56km/h行動距離200km
発動機メドウスESTL水冷直列6気筒ガソリンエンジン 88馬力×1基
乗員数3名総生産数1000両以上
武装ビッカース12.7mm機関銃×1、7.7mm機関銃×1
最大装甲厚(上面)4mm〜(前面)15mm
派生改良型 Mk.VI:初期量産型。無線装置搭載、円形キューポラ
Mk.VI A:ホルストマン式サスペンション、八角形キューポラ装備モデル
Mk.VI B:最多生産モデル。円形キューポラに防弾ガラスの窓を装備。熱帯向けもある
Mk.VI C:履帯幅拡大、キューポラ廃止(潜望鏡を装備)。機銃は15mmと7.92mmに換装