巡航戦車Mk.VII キャバリア(A24)

Cruiser Tank Mk.7 "Cavalier" (A24)

英国陸軍 1941年

巡航戦車Mk.VII
巡航戦車Mk.VII

 巡航戦車の砲撃力不足を解消するため クルセイダーに6ポンド(口径 57mm)戦車砲を搭載したクルセイダーIIIを製作した英国陸軍だったが、砲塔は2ポンド(口径 40mm)戦車砲を搭載していた従前のモデルと同じものを使用していたため砲塔内部が狭くなり乗 員の行動に支障が出るようになってしまった。そこで当時開発中だったミーティアエンジンを搭 載する新型重巡航戦車(A27)に搭載される予定の大型砲塔をクルセイダーの車体に搭載して新型重 巡航戦車完成までの中継ぎとすることにしたのである。
 車体はクルセイダーをベースにしているものの装甲は強化されており、角張った大型砲塔のシル エットと相まってクルセイダー改良型というよりA27系のリバティーエンジン搭載車である 巡航戦車Mk.VIIIセントーに 近いモデルであろう。
 旧式なリバティーエンジン搭載にこだわったため最高速度が低くなり、信頼性も今ひとつだった ため完成した車両は実戦部隊へは配備されず訓練任務や砲兵観測車として使用され、第二次大戦終 戦と共に退役していった。

スペックデータ(巡航戦車Mk.VII)
全長 6.35m全高 2.44m
全幅 2.88m重量26.50トン
最高速度38.6km/h行動距離不明
発動機リバティー水冷V型12気筒ガソリンエンジン 410馬力×1基
乗員数5名総生産数不明
武装6ポンド(57mm)戦車砲×1、ベサ7.92mm機銃×1〜2
最大装甲厚(上面)20mm〜(前面)76mm
派生改良型 A24:陸軍での開発名称
巡航戦車Mk.VII:Cavalierとも呼ばれる。実戦参加はしなかった。