巡航戦車Mk.IV (A13Mk.II)

Cruiser Tank Mk.4 (A13Mk.2)

英国陸軍 1938年

巡航戦車Mk.IV
巡航戦車Mk.IV

 クリスティー式サスペンションの採用や機関出力の強化により巡航戦車として期待されるだけの速度を 発揮できるようになった 巡航戦車Mk.IIIであったが、 車体軽量化のため装甲は申し訳程度のものしか装備していなかった。そこで次に考え出されたのが Mk.IIIの装甲強化版となる当車であった。
 A13Mk.IIという巡航戦車Mk.IIIに準ずる開発番号が付けられたとおり、サスペ ンションや機関などは巡航戦車Mk.IIIと変化無かったが、車体前面や砲塔に追加装甲が施され、 最大装甲厚は30mmとほぼ倍になっている。特に砲塔側面に設置された追加装甲は『く』の字型に曲げられ た装甲板で、外部と内部の装甲の間に空隙を作る事で着弾の衝撃を緩和するという方式がとられている。
 1938年から製造が開始され、第二次大戦では初期のフランスや北アフリカ戦線で使用された。

スペックデータ(巡航戦車Mk.IV)
全長 6.02m全高 2.59m
全幅 2.54m重量14.75トン
最高速度48.0km/h行動距離160km
発動機リバティー水冷V型12気筒ガソリンエンジン 340馬力×1基
乗員数4名総生産数665両
武装2ポンド(40mm)戦車砲×1、ビッカース7.7mm機銃×1
最大装甲厚(上面)6mm〜(前面)30mm
派生改良型 A13Mk.II:陸軍での開発名称。A13の装甲強化型である
巡航戦車Mk.IV:初期生産型。同軸機銃はビッカース7.7mm
巡航戦車Mk.IV A:後期生産型。同軸機銃をベサ7.92mmに変更。若干装甲形状に変化
巡航戦車Mk.IV A CS:主砲を94mm榴弾砲に換装した近接支援モデル。少数が改造