巡航戦車Mk.II (A10)

Cruiser Tank Mk.2 (A10)

英国陸軍 1939年

巡航戦車Mk.II
疾走する巡航戦車Mk.II A

 巡航戦車Mk.Iの発展型 として開発された車両で、歩兵戦車同様の直協任務にも使用できるように装甲を強化されている。
 装甲厚と車体装備の機銃が無い事を除けば巡航戦車Mk.Iとほぼ変化ない車両だが、重量増加 に伴い最高速度は極端に低下し、名前こそ巡航戦車であったもののお世辞にも高速を発揮できる車両とは 言えなくなっている。なお、英国陸軍の分類では当戦車は重巡航戦車とされている。
 1940年のフランスや41年の北アフリカなど、大戦初期の各戦線で使用されたが巡航戦車とし ても歩兵戦車としても中途半端な性格の車両であった。ちなみに採用当初は装備されていなかった車体装 備の機銃は、後に操縦席右側に追加装備されている。

スペックデータ(巡航戦車Mk.II A)
全長 5.52m全高 2.59m
全幅 2.53m重量14.35トン
最高速度25.7km/h行動距離170km
発動機AEC-A179水冷直列6気筒ガソリンエンジン 150馬力×1基
乗員数4〜5名総生産数170両
武装2ポンド(40mm)戦車砲×1、ベサ7.92mm機銃×2
最大装甲厚(上面)14mm〜(前面)30mm
派生改良型 A10:陸軍での開発名称。試作車はA10E1と呼ばれる
巡航戦車Mk.II:最初の生産型。2ポンド砲×1、7.7mm機銃×1
巡航戦車Mk.II A:主要生産型。若干の改良を加えた。機銃は7.92mm×2に変更
巡航戦車Mk.II A CS:Mk.II Aの主砲を94mm榴弾砲に換装した近接支援型
巡航戦車Mk.II A改:砲塔前面に増加装甲をボルト止めした改造モデル