コベントリー装甲車

Coventry Armored Car

英国陸軍 1944年

コベントリー
生産型であるコベントリーMk.I

 大戦中期に英国陸軍が使用していた装甲車は ダイムラーMk.IIハンバーMk.IVが 中心だった。しかし多種多様な制式車両を使用することによる生産性低下と運用・保守の非効率化などか ら性能の高い新型装甲車を開発し、それに一本化することが考えられた。
 新型装甲車開発はハンバー社が中心となり全体設計を担当、ダイムラー社は懸架装置と操向装置を担当 して開始されたが、この2社の他にコマー社も動力伝達装置担当として参加している。ちなみにエンジン は米国製のハーキュリーズエンジンが採用された。
 基本的にダイムラー装甲車のスタイルが取り入れられ、独立懸架装置などもダイムラー装甲車と同様の ものであったが車体は大型化しており、より大型の砲を搭載することができた(実際に後期型試作車であ るMk.IIには75mm戦車砲が搭載された)。
 試作車は1944年末に完成し量産車も1,600両が発注されたが、終戦のため大半の生産はキャン セルされている。

スペックデータ(コベントリー装甲車 Mk.I)
全長 4.72m全高 2.36m
全幅 2.66m重量11.7トン
最高速度65km/h行動距離400km
発動機ハーキュリーズRXLDガソリンエンジン 175馬力×1基
乗員数4名総生産数不明
武装2ポンド(40mm)戦車砲×1、ベサ7.92mm機銃×1
最大装甲厚(最大厚部)14mm
派生改良型 Coventry Mk.I:初期生産型。量産されたのはこのモデルのみ
Coventry Mk.II:砲塔を大型化し主砲を75mmに変更したモデル。乗員は3名。試作のみ