AEC装甲車

AEC Armored Car

英国陸軍 1942年

AEC装甲車
パレードに参加するAEC Mk.I 装甲車

 バスやトラック専門の自動車メーカーであるAEC社が自主開発した装甲車両。車体は同社の マタドール野砲牽引車のものを使用しており、 バレンタイン歩兵戦車のものを 参考にした砲塔に2ポンド砲を搭載した。1941年の近衛騎兵のパレードに特別参加した試作 車がチャーチル首相の目にとまり、150台の生産発注が行われている。
 通常は前輪駆動であるが切換により4輪駆動も可能なパートタイム式4WDを採用、最大装甲 厚も30mm(砲塔前面は57mm)と他の装甲車の倍以上あったが車体サイズも一回り大きくなっている。 初期生産型のMk.Iは2ポンド砲を搭載していたが、後に生産されたMk.II やMk.IIIではさらに大型の砲を搭載し、装甲車連隊に配備された当車は他の軽装甲車 の支援役として活躍した。

スペックデータ(AEC装甲車 Mk.I)
全長 5.18m全高 2.55m
全幅 2.74m重量11.2トン
最高速度65km/h行動距離400km
発動機AEC空冷6気筒ディーゼルエンジン 105馬力×1基
乗員数3名総生産数629両
武装2ポンド(40mm)戦車砲×1、ベサ7.92mm機銃×1
最大装甲厚(上面)7mm〜(前面)57mm
派生改良型 AEC Mk.I:初期型。2ポンド砲搭載
AEC Mk.II:砲を6ポンド(57mm)砲に変更、出力を強化(158hp)。定員4名
AEC Mk.III:Mk.IIの主砲を75mm砲に換装したモデル