Strv m/40軽戦車

Light Tank m/40
Stridsvagn m/40


スウェーデン陸軍 1939年

m/40k
出力・装甲強化を施した後期生産型m/40K

 第一次大戦の敗戦により兵器開発を禁止されたドイツであったが、そのノウハウは海外へ流出し ベルサイユ条約による管理委員会の目が届かないところで、新たな開発が行われた。これによりド イツ再軍備計画が始まったときに最新の設計による兵器調達が可能だったのである。海外流出した 技術者や設計者のうち何名かはスウェーデンのABランツベルグ社に招かれ、戦車の開発を行って いる。
 1920年代初頭からドイツの技術を導入することで国産戦車の開発を始めたスウェーデンは、 1930年代には優秀な戦車を製造する国として名をなしており、ランツベルグ社が開発したL− 60軽戦車はエール(現在のアイルランド)に輸出されたほか、製造ライセンスを入手したハンガ リーはL−60を発展改良した38Mトルディを 開発・生産している。
 スウェーデン本国軍でもランツベルグ社製戦車やチェコスロバキア製戦車の改良型を導入してい たが、優秀な輸出用戦車であるL−60に目を付け、これを改良した軽戦車を開発、自国の主力と することにした。L−60の火力強化型であるm/38、装甲強化型であるm/39を少数製造し た後、全ての改良点を盛り込んだ量産型として生産されたのが当m/40軽戦車である。
 L−60とは異なり2段階切換式デファレンシャル搭載の油圧式変速器など最新技術を盛り込ん だ試作車は1938年に完成、翌年から量産が開始された。大戦中も生産が続けられたが、他国戦 車の著しい発達によりm/40の非力さが目立つようになったため、1944年からはエンジン出 力と装甲を強化した後期生産型が製造されるようになっている(通常初期型をm/40L、後期型 をm/40Kと呼ぶ。LとKはそれぞれ製造メーカーの頭文字(Landsverk社とKarlstad Mekaniska Verkstad社)である)。
 なお後期型が就役するようになって第一線から退くこととなった初期型のうち数両はドミニカ共 和国に売却されている。

スペックデータ(m/40L)
全長 4.90m全高 2.08m
全幅 2.11m重量 9.1トン
最高速度45km/h行動距離不明
発動機スカニア・バビス1664 水冷直列6気筒ガソリンエンジン 142馬力×1基
乗員数3名総生産数不明
武装ボフォースM38 37mm対戦車砲×1、M39 8mm機銃×2
最大装甲厚(最大厚部)24mm(追加装甲により50mmまで強化可能)
派生改良型 m/40L:初期型。スウェーデン軍初の国産量産型戦車
m/40K:後期型。出力強化(160hp)、装甲強化(最大厚部50mm)した改良型