M1911拳銃

Pistol M1911

アメリカ陸軍 1911年

M1911
M1911拳銃

 19世紀末、アメリカ陸軍では.38(9mm)口径の拳銃を使用していたのだが、フィリピンにおいてモロ族鎮圧任 務の際に.38口径では威力(ストッピング・パワー)が弱く、原始的な野蛮人だと思っていたモロ族に苦戦する事態 が起こった。そこで20世紀初頭に威力の高い拳銃を新たに採用することとし、国内銃器メーカーだけでなく海外から もサンプルを集めてトライアルを行った結果、コルト社が提示した自動装填式拳銃を改良して採用することとしたので ある。
 この拳銃の原型はハイパワー拳銃を 設計することになる銃器設計者ジョン・ブローニングが設計した物で、.45(11.43mm)口径という大口径弾を 使用するようになっていた。アメリカ陸軍ではこの銃にM1911の制式名称を与え採用を行ったが、後に海軍や政府 機関にも採用されたため、ガバメント(政府の意)モデルの愛称で呼ばれることも多い。
 1926年に小改良が加えられM1911A1と呼称も変化したが、以降半世紀以上にわたりアメリカ軍の制式拳銃 として使用されている。またスペインやノルウェーでライセンス生産が行われた他、第二次大戦中には連合軍各国へも 供与されており、大戦後同盟国となった日本の自衛隊も一時期制式拳銃として使用していた。
 コルト社は民間向けにも多種多様のバリエーションを送り出しているが、当ページでは軍用として使用されたM19 11のみを扱った。

スペックデータ(M1911)
全長 21.8cm銃身長 12.8cm
装弾数 7発(箱形弾倉)重量 1,100g
使用弾 .45ACP(Automatic Colt Pistol)弾  弾頭重量約15g
作動方式 ショートリコイル式ブローバック
初速 262m/sec最大射程 不明
派生型等 M1911:最初の量産型。第一次大戦が初陣だった
M1911A1:小改良を加えた改良型。1980年代まで米軍制式拳銃だった
11.25mm Automatisk Pistol Model 1914:ノルウェー製ライセンス生産モデル
Pistole 657(n):ノルウェー製ライセンス生産モデルのドイツ軍に鹵獲後の名称
Pistole 660(a):M1911A1のドイツ軍に鹵獲後の名称