PM1910重機関銃

PM1910 Heavy Machinegun

帝政ロシア(ソビエト赤軍) 1910年

PM1910
移動用の車輪付き砲架に載せられたPM1910重機

 日露戦争においてロシア軍は米国人マキシムの開発した重機関銃を陣地に据え日本軍を苦しめており、 かなり早いうちから重機関銃による陣地防御や歩兵支援の用法を確立していた。しかし自国での独自開 発による重機関銃は第二次大戦直前まで登場せず、長い間マキシム機関銃のコピーを使用していた。当 PM1910重機関銃もマキシム機関銃のコピーであるが、PM1905(日露戦争中に開発されたマ キシム機関銃の完全コピー品)では銅製だった銃身覆い部分を鋼製に改められている(これは材料コス ト削減のためであった)。
 水冷式という銃身冷却方法や重量のある銃本体のため機動性に乏しかったが、銃架と分離することで 駄載したり、車輪付き砲架を使用することで馬や兵士に牽引させることが可能であった。またこの砲架 には敵弾を避けるための防楯を着けることもできた。従前のモデルとの識別点としては冷却水補充用の キャップが銃身覆い上部についていることが挙げられる。
 マキシム機関銃譲りの頑丈さは兵士達に歓迎され、第一次大戦・第二次大戦両大戦を通じて陣地防御 などに使用された。

スペックデータ(PM1910重機関銃)
全長 110.7cm銃身長 72.0cm
装弾数 250発(ベルト給弾)重量 23,800g(銃本体のみ)
使用弾 7.62mm×54R(7.62mmラシアン) 弾頭重量約9.6グラム
作動方式 ガス圧動作ピストンオペレーテッド
初速 865m/sec最大射程 不明
派生型等 PM1910:帝政ロシア時代からの主力重機。発射速度は最大600発/分
MaschinenGewehr 216(r):ドイツ軍に鹵獲後の名称