モシン・ナガンM1938騎兵銃

MOSIN-NAGANT M1938 Carbine

ソビエト赤軍 1938年

M1944
折り畳み式銃剣が付いた改良型のM1944騎兵銃

 歩兵用小銃として若干の改良が加えられた モシン・ナガンM91/30小銃だったが、まだ 騎兵が使用するには長すぎたため、さらに全体を切りつめた騎兵モデルのカービン銃を開発することになった。
 1938年に制式採用されたことからM1938騎兵銃と名付けられたこの小銃はM91/30小銃の銃身を切 りつめただけのものであった。あまりに大胆に切りつめたため銃剣の着剣装置を廃止してしまうなどの欠点もあっ たが、小型の銃を望んでいた騎兵や空挺兵などに歓迎された。
 しかし銃剣が使用できないことは、やはり問題があるとして大戦末期の1944年になって折り畳み式のスパイ ク(錐状)銃剣を装備したモデルが開発された。こちらはM1944(もしくはM1938/44)騎兵銃と呼ば れている。なお、初期のM1891小銃を切りつ めた騎兵モデルも少数が生産されており、こちらはM1910と呼ばれているが第二次大戦時点ではすべてM19 38に切り替わっていた。

スペックデータ(M1938騎兵銃)
全長 101.6cm銃身長 50.8cm
装弾数 5発重量 3,470g
使用弾 7.62mm×54R(7.62mmラシアン) 弾頭重量約9.6グラム
作動方式 ボルトアクション式
初速 765m/sec最大射程 不明
派生型等 M1910:M1891小銃を切りつめた騎兵モデル。ごく少数が配備されたにすぎない
M1938:M1891/30小銃を切りつめた騎兵モデル。WW2での主力騎兵銃
M1944:銃側面に折り畳めるスパイク・バイヨネットを装備した改良型
Karabiner 453(r):ドイツ軍に鹵獲後のM1938騎兵銃の名称
Karabiner 457(r):ドイツ軍に鹵獲後のM1944騎兵銃の名称