AN94突撃銃

AN94 Assault Rifle

ロシア陸軍 1994年

AN94
AN94アサルト・ライフル

 半世紀の長きにわたりロシア(旧ソビエト)の制式突撃銃として君臨してきたAKシリーズだったが、各国小銃の進化に 対抗するため、まったく新しい小銃の開発が1990年代になって開始され、イジェフスク造兵廠(現イジェマッシ社)の ゲンナジー・ニコノフ技師が中心となって開発が進められた小銃は1994年にロシア軍の制式小銃として採用、 Nikonov ABAKANと名付けられた(通常は採用年を付けた略称AN94で呼称される)。
 当銃は現代小銃らしくプラスチック部品を多用した物であったが、スタイル的には旧来の小銃と変化はなく、使用する弾 薬もAK74と同じ5.45mm口径のもので あった。しかし新機軸として全自動射撃時の初弾命中精度を高めるための超高初速射撃(ロングリコイルというボルトを閉 鎖したまま銃身から遊底部までが後座するメカニズムにより最初の2発を1,800発/分という高速サイクルで発射する)シス テムが組み込まれている。
 また保管時の事故や銃の盗難を防ぐためグリップ部分に撃発装置を組み込み、保管時にはグリップごと取り外し別の個所に 保管できるようにしている点も他国小銃にはない特徴である。銃床は銃側面へ折り畳めるようになっている。
 ロシア陸軍では旧来のAK74と入れ替わりが進んでいるが、現在のところ全部隊の更新は完了できていないようだ。

スペックデータ(AN94)
全長 94.3cm銃身長 40.5cm
装弾数 30発(箱形弾倉)重量 3,850g
使用弾 5.45mm×39(5.45mmラシアン) 弾頭重量約3.4g
作動方式 ボルト動作はガス圧動作ピストンオペレーテッド
 遊底後座には反動利用(ロングリコイル)
初速 850m/sec(初弾は1,800m/sec)最大射程 不明
派生型等 AN94:ロシア最新の制式小銃。配備はあまり進んでいないようだ