ライフルNo.5 ジャングル・カービン

Rifle No.5 Jungle Carbine

英国陸軍 1944年

JungleCarbine
No.5小銃”ジャングル・カービン”

 第二次大戦中、英軍はインド・東南アジア方面において熱帯雨林での歩兵戦闘を行った。この 際に従前の小銃は長く重いため密林での取りまわしに問題があり、歩兵の疲労も大きいとして切りつ めた小銃の製作を行うこととした。
 ベースとなったのはNo.4小銃で、 銃身と銃床を切りつめ銃口近くまであった木被(ハンドガード)も必要最小限にされて軽量化が図ら れている。また銃尾部分を切りつめたせいで発射時の反動が強くなったので銃床部分にはゴム製の肩 当てが装着されている。昼なお暗い密林内では自身の発射炎で兵士の目がくらむこともあるため、銃 口部には消炎器(フラッシュハイダー)も装備された。
 約700グラムの軽量化に成功したためこの改良は一見良好な選択に見えたが、実際には命中精度 の悪いNo.4小銃に対してさらに命中精度を悪化させることになってしまい、兵士達の受けは良く なかったため、終戦後密林内での戦闘が想定されなくなると当小銃はすぐに第一線から退いている。

スペックデータ(Rifle No.5)
全長 100.3cm銃身長 47.8cm
装弾数 10発重量 3,240g
使用弾 .303ブリティッシュ(7.7mm×56R) 弾頭重量約11.3グラム
作動方式 ボルトアクション式
初速 700m/sec最大射程不明
派生型等 Rifle No.5:通称「ジャングル・カービン」。命中精度が悪いため現役期間は短かった