ライフルNo.4Mk1

Rifle No.4Mk1

英国陸軍 1935年

Rifle No.4
No.4Mk1小銃

 英軍が古くから使用していたエンフィールド No.1Mk3小銃にはボルトロック機構の構造問題から命中精度が悪く、また照準の構造も新兵に は扱いにくいU字照門であるという欠点があった。この欠点自体は古くから指摘されていたのだが、第一 次大戦中はライフルの製造だけで手一杯で改良を行う余裕がなかった。1930年代になってようやく改 良型の開発が始められ、1935年に改良型小銃が完成したのである。
 完成した改良型ライフルはNo.4と名付けられた。このNo.4はスタイルこそ従前のNo.1Mk 3とかけ離れていたが機構自体は変化が無く、ボルトロック機構のバランス調整や銃身を肉厚にした程度 の改良しか加えられていない。量産に着手したのは1939年になってからのことで、銃床の製造工程も 簡略化されていたほか、照門はU字型から円孔照門(ピープサイト)に変更されていた。
 No.4ライフルの大きな特徴としては新規に採用された新型銃剣がある。この銃剣はスパイク・バイ ヨネットと呼ばれる棒状のもので非常に軽量であったが、兵士達は重くて古いソード(剣)式銃剣を好ん だ。これは殺傷力に問題があったわけでなく、スパイク・バイヨネットでは木を切ったり缶詰を開けたり 塹壕を掘ったりという汎用的な使い方ができなかったからに他ならない。

スペックデータ(Rifle No.4Mk1)
全長 112.9cm銃身長 64.0cm
装弾数 10発重量 4,110g
使用弾 .303ブリティッシュ(7.7mm×56R) 弾頭重量約11.3グラム
作動方式 ボルトアクション式
初速 730m/sec最大射程不明
派生型等 Rifle No.4Mk1:エンフィールド小銃の改良型。大戦中から戦後にかけて主力小銃となった
Rifle No.4Mk2:Mk1の小改良型。スタイルや機構的にはほとんど差異は無い
Sniper Rifle No.4(T):命中精度の高い銃を選び出し、スコープをつけた狙撃銃