十四年式拳銃

Type 14 Automatic Pistol

日本陸軍 1925年

十四年式拳銃
十四年式拳銃(用心鉄が変更された後期型)

 南部式自動拳銃の採用が頓挫して一度は 振り出しに戻った自動拳銃の制式化であったが、各国の軍用拳銃が次々と自動化するに伴い再度日本でも 自動拳銃の研究を大正11年から開始、数次に渡る試作改修が行われ、途中関東大震災などで試作銃や図面 が失われるなどのアクシデントもあったが大正14年に十四年式拳銃として仮制式採用となった。
 冬季の満州地方などでは分厚い服を着るため、 これまでの二十六年式拳銃や小型拳銃で は効力が薄いとして、銃弾も新規に開発され8ミリ口径で高初速のものが同時に採用されている。
 砲兵や騎兵将校の主武装として使用され、終戦まで日本軍の主力拳銃として生産が継続された。制式後も 数次に渡る改修が行われているが、その中で最も目立つ改修としては冬季用の手袋をしている状態でも射撃 が可能なよう用心鉄(トリガーガード)の部分を拡大した昭和13年の改修が挙げられる。

スペックデータ(十四年式拳銃)
全長 23.0cm銃身長 約12cm
装弾数 8発重量 890g
使用弾 8ミリ口径 十四年式拳銃実包  弾頭重量約6.6g
作動方式 ショートリコイルブローバック式
初速 334m/sec最大射程 1,600m
派生型等 十四年式拳銃:太平洋戦争中の主力拳銃。用心鉄が拡大されたものを後期型と呼ぶ場合が多い