7TP軽戦車

Light Tank 7TP

ポーランド陸軍 1934年

7TP
隊列を組んで走行する7PT(単砲塔型)

 大戦前輸出用戦車のベストセラーであるビッカース6トン戦車(Mk.E)を元にポーランドで 改良を加え生み出された戦車。同様に6トン戦車をベースに製作されたものと言えばソビエトの T−26軽戦車があるが、当7TP 軽戦車もT−26同様に小型双砲塔モデルと大型単砲塔モデルが製作されている。
 ビッカース社から製造ライセンスを入手したポーランドは国営PZI研究所の手により改良設計 に着手、1933年に試作車を完成させた。まず作られたのは双砲塔モデルで、二つの砲塔(とい うよりも銃塔)にそれぞれ1丁ずつの重機関銃を搭載していた。ポーランド製の特徴としてはエン ジンは国産(といってもスイス製のライセンス品)を使用していることが挙げられるが、このエン ジンはオリジナルのアームストロング・シドリエンジンよりも大型だったため、当戦車の後部機械 室は拡大されている。
 ポーランド陸軍近代化の一環として入手されたスウェーデン・ボフォース社の37mm対戦車砲が優 秀だったため対戦車戦闘用に戦車搭載が計画された。そこで7TP軽戦車に大型単砲塔を搭載して この砲を装備することが決定、1937年から量産が開始された。当初は双砲塔モデルと同じ車台 を使用していたが、後に改良が加えられた車台に変更されている。
 単砲塔型に搭載された対戦車砲はWW2開戦時にドイツ軍主力対戦車砲だったラインメタル社製 37mmPAKと同等以上の性能を持つものだったので、大戦初頭、攻め込むドイツ軍に対して最も強力な 抵抗を行った戦車となったのであるが、所詮多勢に無勢であった。

スペックデータ(7TP:単砲塔型)
全長 4.60m全高 2.15m
全幅 2.41m重量 9.9トン
最高速度32km/h行動距離不明
発動機ザウラーVBLD ディーゼルエンジン 110馬力×1基
乗員数3名総生産数130両以上
武装ボフォースwz36 37mm対戦車砲×1、7.92mm機銃×1
最大装甲厚(最大厚部)17mm
派生改良型 7TP(dwuwiezowy):最初に生産された双砲塔型。7.92mm機銃×2(1丁は13.2mmの場合もある)
7TP(jedwuwiezowy):単砲塔型。37mm対戦車砲搭載。後期型は車体後部をリファイン