九七式軽装甲車(テケ)

Type97 Light Armoured Vehicle (TEKE)

日本陸軍 1937年

九七式軽装甲車
九七式軽装甲車

 九四式軽装甲車の拡大版として設計さ れた車両。日本陸軍で開発された歩兵直協用豆戦車としては最後のモデルである。
 牽引用トラクターとして開発された九四式軽装甲車は、豆戦車として非常に優秀だったため各種任 務に使用されていたのだが、戦場偵察などに使用するには7.7ミリ機銃1丁では非力であると考え られたため火力強化版として当車の開発が開始された。
 改修九四式軽装甲車の設計を踏襲しており拡大された誘導輪によって接地面積の増えた履帯を持っ ている。また火力強化のため37ミリ砲が搭載されており、このため砲塔や車体は大型化した。前面 装甲は工程の単純化と避弾径始を図るために1枚の斜め装甲板となっている。九四式軽装甲車では試 作車しか作られなかったディーゼルエンジン搭載型であるが、当車両は最初からディーゼルエンジン を採用している事も大きな特徴であろう。
 工程が単純化されたため生産台数も多く、また派生型として弾薬運搬車や観測挺進車(強行偵察車 両)なども製作されている。

スペックデータ(九七式軽装甲車)
全長3.71m全高1.79m
全幅1.90m重量4.75トン
最高速度40km/h行動距離250km
発動機空冷4気筒ディーゼル 65馬力×1基
乗員数2名総生産数不明
武装九四式37mm砲×1(九七式7.7mm車載重機×1の場合もあり)
最大装甲厚(上面)4mm〜(前面)16mm
派生改良型 テケ:九七式軽装甲車。37mm砲と交換で7.7mm機銃を搭載したモデルもある
ソダ:九八式弾薬運搬車。外見上あまり差異は無いが弾薬運搬用に改修されたモデル
テレ:一〇〇式観測挺進車。強行偵察や砲兵観測に使用されるモデル
ソト:37mm速射砲を搭載した試作型