特四式内火艇(カツ)

Type4 Landing Vehicle

日本海軍 1945年

特四式内火艇
陸上走行テスト中の特四式内火艇

 特二式特三式と続いて水陸両用戦車を開発して きた日本海軍が続いて開発した水陸両用車。当車は戦車では無く、『陸上も走れる魚雷艇』的な位置づ けのものである。
 特三式内火艇と似た無限軌道が使用されているが、耐圧構造はエンジン部や電装品のみに施される など若干簡易化され、装甲も前面部分だけに施すことで軽量化が図られている。また主武装となる砲は 撤去され、車体両脇に魚雷を搭載できるようになっていた。魚雷を搭載しないときは兵員や物資などを 搭載する事が可能となっており、水陸両用の兵員輸送車としても使用できる。なお搭載される魚雷は潜 水艦へ搭載されるものと同じで、自衛用武装として取り付けられた13ミリ機銃も陸軍のものではなく 海軍艦艇に搭載されるものと同じであった。
 環礁内の泊地に留まる敵艦艇を雷撃するため、泊地へ侵入する際は環礁部分へ上陸して陸上走行にて 湾に近づき水上から雷撃してとどめを刺すよう考えられていたが、走行テストで悪路走行性能が低いこ とが露呈したため試作車数両が製作されたのみで、量産化には至っていない。

スペックデータ(特四式内火艇)
全長11.0m全高 2.80m
全幅 3.30m重量16.0トン
最高速度(陸上)20km/h、(水上)8km/h行動距離不明
発動機空冷6気筒ディーゼル 110馬力×1基
乗員数5名総生産数ごく少数
武装魚雷×2、13mm機銃×2
最大装甲厚不明
派生改良型 カツ:特四式内火艇。水陸両用『魚雷艇』だが水陸どちらつかずの性能だった