特三式内火艇(カチ)

Type3 Landing Vehicle (KATI)

日本海軍 1944年

特三式内火艇
二等輸送艦での搭載実験を行っている特三式内火艇

 九五式軽戦車をベースに開発された 特二式内火艇の後継として開発に着 手した水陸両用戦車で、こちらはより大型の 一式中戦車がベースとなっている。
 水上走行時には車体前後にフロートが取り付けられることや、車体上部に吸気筒やキューポラ があることは特二式内火艇と同じである。また転輪は一式中戦車では6個だったものが8個に増 やされ接地部分を増やす事で安定性・機動性が高められている。潜水艦への搭載も視野に入れて いたため、装甲は溶接構造となりハッチも水密とし水深約100メートルまで耐えられる耐圧構 造が施されていた。
 しかし制式採用こそ昭和18年(1943年)ではあるが、試作車が完成した時点には戦局が 悪化していたため量産化には着手できず、また上陸作戦を行えるほどの余力も残っていなかった。

スペックデータ(特三式内火艇:サイズはフロート付き)
全長10.29m全高 3.81m
全幅 2.99m重量28.8トン
最高速度(陸上)32km/h、(水上)10km/h行動距離200km
発動機統制型一〇〇式V型12気筒ディーゼル 240馬力×1基
乗員数7名総生産数ごく少数
武装一式47mm戦車砲×1、九七式7.7mm車載重機×2
最大装甲厚(上面)8mm〜(前面)50mm
派生改良型 カチ:特三式内火艇。一式中戦車ベースの水陸両用戦車。生産数はごく少数