四式砲戦車(ホロ)

Type4 15cm Self-Propelled Howitzer (HORO)

日本陸軍 1944年

四式砲戦車
四式砲戦車

 九七式中戦車の車体にベストセラー野砲であ る九〇式野砲を搭載した一式砲戦車(一式 75mm自走砲)を送り出した日本陸軍が続いて開発に乗りだした砲戦車。車体はこれまでの砲戦車同様に九七式 中戦車のものを使用している。
 歩兵支援のための自走砲なので搭載砲には口径の大きい榴弾砲を選択、旧式化のため第一線から 引き揚げられつつあった三八式15センチ野戦重砲(榴弾砲)が搭載されている。一式砲戦車と同様に砲座 はオープントップ式であるが、上面の一部は装甲化されており覆われていないのは後方のみであった。
 砲は左右の射角(砲を左右に向けられる角度)がほとんど無かったため照準の左右調整は車体ごと動かす 必用があったり、車体後部の弾薬庫には装甲がないため被弾時には誘爆の恐れ(もちろん小銃弾が被弾して も危険)があったりと欠点も多いが、日本陸軍の自走砲で最大口径砲を持つ車両としてごく少数が戦線 に送り出されている。

スペックデータ(四式砲戦車)
全長5.52m全高2.36m
全幅2.33m重量16.3トン
最高速度38km/h行動距離200km
発動機九七式水冷V型12気筒ディーゼル 170馬力×1基
乗員数6名総生産数不明
武装三八式15cm榴弾砲×1(車載用に改造)
最大装甲厚(上面)12mm〜(前面)25mm、砲塔後部は装甲なし
派生改良型 ホロ:四式砲戦車。生産数は不明だが、ごく少数が戦線へ投入された